みんなの自動翻訳@KI(商用版)をAPI連携でシステムに組み込む ― 翻訳業務を自動化・高度化する方法
グローバル対応が当たり前となった現在、企業のさまざまな業務シーンで多言語対応が求められています。Webサイトの情報発信、海外拠点とのやり取り、問い合わせ対応、技術文書や提案書の共有など、翻訳が必要となる場面は年々増加しています。
一方で、「翻訳のたびに手作業でコピー&ペーストしている」「翻訳担当者に業務が集中している」「スピードやセキュリティ面に不安がある」といった課題を抱えている企業も少なくありません。
こうした課題を解決する手段として注目されているのが、みんなの自動翻訳@KI(商用版)をAPI連携で既存システムに組み込む活用方法です。
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みんなの自動翻訳@KI(商用版)について
「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した自動翻訳エンジン「みんなの自動翻訳@TexTra®」をベースに、企業での商用利用を可能にした国産のAI翻訳サービスです。
ブラウザ上でのテキスト翻訳・ファイル翻訳はもちろん、MS OfficeプラグインやAPI連携、自社専用のカスタマイズにも対応しています。汎用・特許・金融(IR)・法令など、専門分野に特化したエンジンも揃えています。セキュリティ面ではISMSクラウドセキュリティの国際標準規格「ISO 27017」を取得しており、機密性の高い文書を扱う企業にも安心してご利用いただけます。
システム連携(API連携)とは何か
システム連携とは、みんなの自動翻訳@KI(商用版)を既存の業務システムやWebサービスと直接接続し、翻訳処理を自動的に実行できるようにする仕組みです。
API連携を行うことで、担当者が翻訳ツールの画面を開いて操作する必要がなくなり、翻訳は業務フローの中で自然に実行される処理へと変わります。
その結果、翻訳作業は「作業」ではなく「機能」として業務に溶け込みます。
API連携で実現できること
自社管理システムとの連携による翻訳業務の自動化
自社で開発した翻訳管理ツールや業務システムと、みんなの自動翻訳@KI(商用版)をAPIで連携することで、機械翻訳の適用処理を自動化できます。翻訳を業務フローの中に組み込むことで、これまで人手で行っていた作業を削減し、業務工程全体の最適化を実現します。
他社の影響を受けない自社専用クラウド環境での運用
プライベートクラウド環境を構築し、API連携によって自社専用のクラウド基盤上で大量の翻訳処理を行うことが可能です。他社サービスや外部環境の影響を受けにくい構成とすることで、安定した処理性能を確保できるだけでなく、効率的な翻訳処理を実現します。これにより、業務量の増大にも柔軟に対応でき、翻訳機能の活用範囲拡大にもつながります。
特許明細書翻訳など機密性の高い用途への対応
自社サーバーや自社設備上で翻訳処理を行う構成にも対応できるため、完全にクローズドな環境での運用が可能です。外国出願用特許明細書など、高い機密性が求められる文書翻訳においても、既存の自社翻訳ツールと連携しながら安心して活用できます。
翻訳作業の効率化と業務負荷の軽減
これまで担当者が個別に対応していた翻訳作業をシステム処理として組み込むことで、作業時間を大幅に短縮できます。翻訳作業の属人化を防ぎ、安定した運用体制の構築にも寄与します。
システム連携で得られる3つのメリット
1. 翻訳作業の「手間」をなくす
コピー&ペーストやファイルアップロードといった手作業が不要になり、翻訳は「意識せずに使える機能」へと進化します。
2. 業務スピードの向上
翻訳待ちの時間がなくなり、リアルタイムでの処理が可能に。
特に顧客対応や情報発信など、スピードが求められる業務で効果を発揮します。
3. 翻訳品質とセキュリティの両立
ビジネス特化型の翻訳エンジンとセキュアな運用環境により、品質・安全性・効率を同時に実現できます。
こんな活用方法も!LDX hubを活用したドキュメント処理技術
ここまで、API連携による機械翻訳についてご紹介させていただきましたが、川村インターナショナルが提供している独自の技術を活用することで、機械翻訳の活用方法は無限大に広がります。
当社の「LDX hub」は言語サービスの課題を解決するための豊富なAPI群を提供しており、機械翻訳だけでなく、生成AIとの柔軟な連携も可能なプラットフォームです。LDX hubのAPIを活用することによって、様々なファイルの加工・変換、翻訳処理に加え、生成AIを組み込んだ高度な言語処理フローを構築することができます。
下の図は一例になりますが、1つの日本語音声ファイルをテキスト化した後に、英語だけではなく各言語に翻訳を行い、最終的に各言語の音声ファイルを構築しています。さらに、中間処理の段階で生成AIによる校正や表現調整を行うことで、より流暢で自然、かつ文脈に即した精度の高いアウトプットを実現することが可能です。
従来、このような処理を実現するには、複数の独立したサービスや機能を個別に連携させる必要があり、自動化までの労力やコストが大きな課題となっていました。
LDX hubを活用することで、翻訳・生成AI・音声処理といった機能を一元的に連携させたワークフローを構築でき、これらの課題を解消し、よりスムーズで拡張性の高い運用を実現することができます。

API連携プラットフォーム「LDX hub」
川村インターナショナルでは、翻訳・OCR・音声処理・ドキュメント変換・データ構造化など、あらゆる言語処理をAPIひとつで実行できるプラットフォーム LDX hubを提供しています。40年の言語処理知見をもとに設計されたエンタープライズ向け基盤で、自社システムへの柔軟な組み込みが可能です。
サービスの詳細は下記ページをご覧ください。