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これからの特許翻訳③特許翻訳の現状 関東と関西の違い

近年、翻訳業界全体では機械翻訳の技術が大きく向上するなど、状況は変化しつつあります。今回は、産業翻訳の中でも特殊といえる特許翻訳のこれからについて、プロフェッショナル2名をお招きし、業界の特徴から、機械翻訳の影響、またコロナ禍の現状など、お話を伺いました。


目次

知財業界、特許翻訳の特色
特許翻訳の現状 コロナ禍の影響
特許翻訳の現状 関東と関西の違い
特許翻訳と翻訳支援ツール(CATツール)
翻訳支援ツール(CATツール)と翻訳メモリの活用
特許翻訳と機械翻訳
特許翻訳とみんなの自動翻訳@KI(商用版)
特許翻訳とポストエディット
ツールとコトバの根本的な問題
人の翻訳の必要性と機械翻訳との共存


特許翻訳の現状 関東と関西の違い

葉山:
知的財産翻訳業界において、関西と関東の違いをお感じになったことはありますか?

糸目:
翻訳の仕事で言えば、弊社(株式会社Cygnapia)は大阪を拠点にしていますので、大阪のお客様が多いです。もう一つ、翻訳支援ツール memoQのコンサルティングサポートをさせていただいておりますが、ツールの活用に積極的に取り組んでいらっしゃるのは関東の方が多い印象はありますね。


片岡:
逆に、私は東京のクライアントからのお仕事の方が多いのですが、「これとこれをやってほしい」という仕様がはっきりしている印象があります。東京からの仕事の方が、いろいろと詳細なルールが多いように感じます。

例えば、「翻訳納品後に顧客から質問があった場合はどのように対応して、どのくらいの対価が請求できるか?」などが最初から決められていることも多いです。大阪はもう少しざっくりした感じというか、まあその場に応じて、という感じです。

葉山:
発注に慣れているのかもしれないですよね。やはり特許庁もありますし、特許事務所の数が全然違います。仕事の量としても、あちら(東京)の方が多いと思います。私も関西でこの仕事を続けてきましたが、ここ何年かで特許事務所の数が減っている印象があります。


糸目:
それについては、私も事務所で勤務していたときから感じていました。この業界で誰でも知ってるような大きな特許事務所ですと、ネームバリューもあるのでうまく回るのかもしれませんが、そうでなければ、運営コストや固定費などがあまりかからない非常に小さな事務所に分散されていく。

個人の見解にはなりますが、割と苦しんでるのが中堅、特に、機械系を専門としている事務所さんは結構悲鳴をあげられていると思います。

葉山:
単に減るというよりも、合併されたパターンが多いのかなと思います。あとは、昔は〇〇国際特許事務所っていうのがほとんどだったように思いますが、最近は、横文字の名前の事務所が多くなったなと感じます。


糸目:
​​​​​​​若い弁理士さんが立ち上げる最近の事務所だと、だいたいもう自分のお名前は入っていないですよね。パートナー制で事業展開されている事務所が多い、という理由もあるかもしれません。

5年以上前になりますが、私は特許事務所で営業もしていました。当時調べたら日本の特許事務所は、全部で4,000から5,000件近くありました。でも、そのうちのほとんどが、弁理士さんが一人か二人の特許事務所ですね。まあ、翻訳会社も似たようなところがありますが。​​​​​​​


④に続く

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