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ユニークな世界のことば:スウェーデン語

企業のグローバル化が進むにつれ、Webサイトや動画、マニュアルの翻訳など多言語翻訳のニーズも高まりつつあります。そのニーズに応えるため、翻訳会社では英文和訳、和文英訳の組み合わせでだけでなく、多言語の翻訳にも対応しています。

当コンテンツではこれまでにもポルトガル語アラビア語ポーランド語ドイツ語ロシア語クロアチア語中国語の翻訳を紹介してきましたが、今回の記事では、スウェーデン語について紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.スウェーデン
  2. 2.Fika
  3. 3.Särbo
  4. 4.Lagom
  5. 5.Orka
  6. 6.Panta
  7. 7.Mysa
  8. 8.まとめ
  9. 9.川村インターナショナルの翻訳サービス

スウェーデン

北欧の国、スウェーデン。どのようなイメージをお持ちでしょうか。面積は日本の約1.2倍と大きな差はありませんが、人口は東京と同程度であり、面積に対して人口が少ない、非常に低密度な国です。国土の6割以上が森林であり、世界でもトップクラスの森林国であると同時に、自然享受権という法律によって、所有者に関わらず、その豊かな自然に全て人が立ち入ることができるようになっています。制限なく森に入り、木の実やキノコを採ったり、キャンプをしたりできるというのは、北欧ならではの権利ですね。

高福祉国家として取り上げられることも多く、幸福度ランキングでも上位に入ることが多いスウェーデン。そんなスウェーデンでは、どのような言葉が話されているか、ご存知でしょうか。スウェーデンの公用語は、スウェーデン語という、インド・ヨーロッパ語族の一つ、ゲルマン語派の東スカンジナビア語群に分類される言葉です。どの国にもその国独特の表現や言い回しがあると思いますが、そういった言葉はその国の歴史や文化を色濃く反映しています。その国にしかない言葉をみることで、その国の「個性」が見えてくるかもしれません。

Fika

簡単に言うと、コーヒーブレイクを取ることです。コーヒーを飲みながら、サンドイッチやお菓子を食べることが多いです。Fikaのお供に食べるケーキや菓子パンは、Fika bröd(brödはパンの意)とも言います。スウェーデンでは、どの職場でもfikaタイムが設けられていることが多く、金曜日は当番制でfika brödを会社に持って行き、みんなお菓子囲みながらfikaをして1週間を締めくくるなんていう職場も多いです。

Särbo

事実婚が多いスウェーデン。そんなスウェーデンでは、事実婚状態で、別居しているパートナーを指す言葉があります。彼氏・彼女という言葉でも良いのでは?と思われるかもしれませんが、särboは夫婦のような長期的で安定した、事実婚関係がある場合に使われます。年齢が上がるとともに、särboであることを選ぶカップルが多くなるようです。因みに、事実婚状態で同居している場合は、samboという言葉が使われます。 

Lagom

「ちょうどいい・適量・適度な・ほどほどに」といったニュアンスの言葉です。色々な場面で使われる言葉ですが、最近では「無駄のないバランスの取れたライフスタイル」というコンセプトとしての意味も持つようになってきました。Leva lagom (lagomな生き方)という考え方がスウェーデン以外の国でも注目され始めているようです。


Orka

「元気・やる気がある」というニュアンスの言葉です。”Orkar du ~?”で、「○○する元気/エネルギーはある?」といった意味になります。また、「○○やってくれる?」に”orka“と一言短く答えると、「そんな元気ない」という意味になります。疲れていて、答えるのも面倒なのが伝わってきますね・・

Panta

ペットボトルや缶をリサイクルすることを指す動詞です。スウェーデンではPANTマークのついた缶やペットボトルをスーパーに持ち込んでリサイクルすると、金券が貰えます。1.5リットルのペットボトルを一つリサイクルすると、1クローネ(11円)くらいになります。ペットボトルや缶の飲料にはpantというデポジットが上乗せされた金額で売られているので、割高になりますが、このシステムのお陰で、分別・リサイクルの習慣が根付いていると思います。 

Mysa

「心地の良い環境を作り、のんびりとくつろぐ」というニュアンスの言葉です。Mysa framför TV med ett glas vin(ワインを飲みながらテレビを見て、mysaする(=のんびり寛ぐ))といった風に使われます。「心地よい時間・空間」というニュアンスのデンマーク語であるhyggeは聞いたことがある方もいると思いますが、mysaも似たような意味を持っています。スウェーデンでは、冬の間は日照時間が少なく、家の中で過ごすことが多くなります。北欧の長く、寒く、暗い冬を乗り切るために広まった「心地の良い空間を作り出して寛ぐ・楽しむ」という習慣をmysaやhyggeという言葉が表しているのかもしれません。

まとめ

スウェーデン語独特の表現をいくつかご紹介しましたが、いかがでしょうか。遠く離れた北欧の国での生活や文化を、ユニークな言葉を通して感じていただけたら幸いです。


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