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Translation Designerを選ぶべき理由④

Translation Designerを選ぶべき理由④
~つながるソリューションがもたらす翻訳体験~


当社は、2018/1/22より、企業内の機械翻訳およびポストエディットの活用を促進する新たなプラットフォーム Translation Designerの提供を開始しました。


これを受けて、以降4週にわたり、「Translation Designerを選ぶべき理由」を連載します。最終回は、「~つながるソリューションがもたらす翻訳体験~」と題してサービスをご紹介します。


Connected industriesと翻訳業界


IoTやAI活用はすでに耳慣れた言葉となりました。ドイツでは官と民が一体となってインダストリー4.0というコンセプトでいわゆる第4次産業革命を推進しています。日本でも2017年に経産省から発表された、「Connected industries東京イニシアティブ」が注目されています。


経産省のサイトでも東京イニシアティブに関する資料は公開されており、それによるとConnected industriesとは、


様々な業種、企業、人、機械、データなどがつながって

AI等によって、新たな付加価値や製品・サービスを創出、生産性を向上

高齢化、人手不足、環境・エネルギー制約などの社会課題を解決

これらを通じて、産業競争力の強化


→国民生活の向上・国民経済の健全な発展

             

を実現する取り組みであると記載されています。翻訳の業界にあてはめれば、「AI等」を「自動翻訳等」に置き換えてみるととても分かりやすいのではないでしょうか。


引用: http://www.meti.go.jp/press/2017/10/20171002012/20171002012-1.pdf


また、こうした「Connected Industries」の実現は、業種・業態やこれまでのIT化の取組み度合いなどによって、多種多様であって、工場内の「つながり」にとどまるものもあれば、取引先や同業他社とつながったり、顧客や市場と直接つながっていくものもあるとも記載されています。


Translation Designerは、まさに「ユーザー企業」を自動翻訳や、翻訳メモリ(マイフレーズ/カンパニーフレーズ)、文書・用語共有機能などの「機械」や「データ」とつなぎ、作業者である「人(翻訳者やポストエディター)をつなぎます。そして我々のような「(翻訳)サービスプロバイダー」をつなぐプラットフォームでもあります。


つながる時代と簡素化(シンプリフィケ―ション)

翻訳業界は、労働集約型の産業であり、生産性の向上が市場の優位性に直結します。それゆえ、生産性が向上すると謳われた自動翻訳や翻訳支援ツールはいつの時代も注目を集めてきました。モバイル時代の流れに合わせてツール群もクラウド化され、インターネットを介してAPI連携することでその価値を高めてきました。


また、クラウド(crowd 群衆の意味)ソーシング翻訳が流行したのも、「人」とのつながりを活用した連携と言えます。


Translation Designerも、用語集の適用や過去の翻訳データの流用、自動翻訳などの技術をシンプルな操作で、安全に活用できるプラットフォームであることは前回までに説明してきました。翻訳に関連する技術についての知識がなくても、操作しただけで何となく使えてしまう。これが強みです。


一方で、今までのサービスと少し違う点は、セルフサービスに力点を置いていることです。あまり英語が得意でなくても、翻訳に関連する知識がなくても、ある程度の「翻訳ができる」。この「体験」こそが、Translation Designerのもたらす最大の価値です。


すべての翻訳をセルフサービスで


Translation Designerでは、対応していないファイル形式(例えばInDesignやFrameMakerなど)の翻訳や、一定の文字量を超えた場合には、「お問い合わせ」ボタンを使用することで直接問い合わせいただくことができます。


Translation Designerをご利用いただいているユーザー企業様であれば、そうした問い合わせからご依頼いただいたInDesign、FrameMakerなどのファイルに対しても、ご契約いただいている種類の自動翻訳エンジンを使用して翻訳結果を出力します(100万ワードまで無料)。ご要望に応じて、ポストエディットのサンプルのご提供も可能です。


将来的にはTranslation Designerをご利用いただいているユーザー企業様であれば、「お問い合わせ」からご依頼いただくプロジェクトについても、すべてセルフサービスで翻訳メモリ & 機械翻訳の適用が出来るようにし、気楽に、セキュアに概算見積りや機械翻訳を活用できるようにする事を目指しています。


Translation Designerとは


「Translation Designer」は、「ヤラクゼン」(https://www.yarakuzen.com) を基盤にした、機械翻訳活用プラットフォームです。機械翻訳のみならず、社内翻訳担当への依頼、または翻訳会社による翻訳、ポストエディット、チェックを依頼することができるため、用途や条件に応じて柔軟に翻訳する手法を選択することができるようになります。日中英の他、欧州・アジアの主要言語に対応しており、複数の機械翻訳エンジンから自社の条件に合ったエンジンを選択できるのも、Translation Designerならではの特徴です。


https://www.k-intl.co.jp/translationdesigner

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