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東南アジア最前線! つかめ!ASEANドリーム!Vol.3

翻訳時の注意点 : タイ語

タイ語は、「シャム文字(またはタイ文字)」という特殊な文字で表記され、子音・母音・声調記号という三つの要素で構成されます。

日本語や中国語のように一つの文字が独立しておらず、また英語のように単語ごとにスペースで区切らないため、コンピューター上での取り扱いが非常に難しい言語と言えます。

翻訳時に起こりやすいトラブルをまとめました。

声調記号エラー

「ภาษาญี่ปุ่น」タイ語で「日本語」を意味する文章ですが、ところどころ文字の上下に記号のようなものがあります。

これは声調記号と呼ばれるもので、声に発した際に語尾を上げて発音するか、下げて発音するかを示しています。

このの声調記号は、子音を中心に上下左右に配置されますが、母音との組み合わせによって位置が変わることがあります。(母音の上に配置される)

ただでさえ間違いが起きやすいのに、ソフトウェアやフォントによっては文字をコピーするだけで記号が誤った位置に移動してしまうことがあります。

改行位置誤り

一般的に、日本語を外国語に翻訳すると、文章が長くなってしまう傾向にあります。

日本語では「ひらがな」を「漢字」に置き換えることにより、文章(または単語)の長さ自体を短くできますが、複数の表記方法を持たない言語ではそうはいきません。

日本語からタイ語への翻訳も同様で、原文に比べて訳文の長さが長くなってしまう事が多いです。

この場合、適当な個所で文章を区切れば良いのですが、タイ語の場合は「改行する位置」を誤ってしまうことが少なくありません。

日本語や中国語の場合は、文字単位で区切ればOKです。

英語やスペイン語の場合は、単語単位で区切ればOKです。

ではタイ語の場合はいかがでしょうか。

タイ語も英語やフランス語と同じように単語ごとに区切るのが一般的ですが、単語の間にスペースを入れません。

また、日本語や中国語のようにひとつひとつの文字が独立していない(文字=母音+子音+声調記号)ため、位置を誤ると文字を壊してしまう恐れがあります。

一見しただけではわかりづらいかもしれませんが、ネイティブにとっては意味不明な文章になってしまいます。

仏歴表記

日本で「和暦(平成・昭和)」が使わられるように、タイでは「西暦」よりも「仏歴」が広く使われてます。

「西暦」に比べて大きな数字のため、一見ちょっとびっくりしますが間違いではありません。

「仏歴」は「西暦」に543年を足した数字となります。

数字のタイ文字表記

日本語で「漢数字」を使うことがあるように、タイ語でも「シャム文字」で数字を表現する場合があります。

文書の途中で使われていると、一見数字が抜けてしまっているように見えますが、間違いでありません。

KIのタイ語ソリューション

このように、タイ語は言葉そのものの難しさだけでなく、取扱いの難しさという点において非常に特殊な言語です。
弊社では、翻訳はもちろん各種DTPやエンジニアリング関連の作業についても、タイ語に精通したスタッフでの対応が可能です。

お気軽にご相談ください。

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前田耕二

前田耕二

KI Hong Kong, Limited 取締役。 川村インターナショナル香港現地法人の代表として2012年より香港にて勤務。 中国語および東南アジア言語のローカリゼーション業務に従事。

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