声調
タイ語は中国語と同様、「声調変化」を伴う言葉です。
大きく分けて5つの声調がありますが、この声調を間違えると、全く違う意味になってしまうこともあり、注意が必要です。
声調記号
タイ語では言葉の声調(読み方)を文字の周りにも表記します。
これは声調記号と呼ばれるもので、声に発した際に語尾を上げて発音するか、下げて発音するかを示します。
改行位置誤り
一般的に、日本語を外国語に翻訳すると、文章が長くなってしまう傾向にあります。
日本語では「ひらがな」を「漢字」に置き換えることにより、文章(または単語)の長さ自体を短くできますが、複数の表記方法を持たない言語ではそうはいきません。
日本語からタイ語への翻訳も同様で、原文に比べて訳文の長さが長くなってしまう事が多いです。
この場合、適当な個所で文章を区切れば良いのですが、タイ語の場合は「改行する位置」を誤ってしまうことが少なくありません。
タイ語も英語やフランス語と同じように単語ごとに区切るのが一般的ですが、単語の間にスペースを入れません。
また、日本語や中国語のようにひとつひとつの文字が独立していない(文字=母音+子音+声調記号)ため、位置を誤ると文字を壊してしまう恐れがあります。
一見しただけではわかりづらいかもしれませんが、ネイティブにとっては意味不明な文章になってしまいます。
仏歴表記
日本で「和暦(平成・昭和)」が使わられるように、タイでは「西暦」よりも「仏歴」が広く使われてます。
「西暦」に比べて大きな数字のため、一見ちょっとびっくりしますが間違いではありません。
「仏歴」は「西暦」に543年を足した数字となります。
数字のタイ文字表記
日本語で「漢数字」を使うことがあるように、タイ語でも「シャム文字」で数字を表現する場合があります。
文書の途中で使われていると、一見数字が抜けてしまっているように見えますが、間違いでありません。