翻訳・機械翻訳・ポストエディットなど翻訳に関連する情報を発信
catch-img

金額や工程を減らせるかも!翻訳会社が見積作成時に気を付けているポイント

翻訳会社では、様々な形式のファイルに対して見積を行っています。無駄なテキストやページを対象に含まないよう、確認すべき仕様について日々気をつけて対応をしています。

そこで今回は、各ファイルにおいてどのようなポイントに気をつけて見積を行っているかをご紹介します。どの範囲が見積対象であるか不明瞭な場合、不要な箇所が見積に含まれてしまう可能性があります。不要な金額や作業の発生を抑えるため、見積を依頼される前のご確認として本記事を参考にしていただければ幸いです。

今回はAdobe社製とMicrosoft社製のオフィス用ファイルを中心にご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.チラシやポスター、カタログまで何でもこなす、Indesign
  2. 2.簡単には編集させません、PDF
  3. 3.文章といったらまずこれ、Word
  4. 4.プレゼンテーションの友、PowerPoint
  5. 5.まとめ
  6. 6.川村インターナショナルの翻訳サービス


チラシやポスター、カタログまで何でもこなす、Indesign

まず、Indesignファイルで気をつけたいのは、ページの範囲外にテキストが記載されていることがある点です。

PDFを同封していただく場合が多いですが、PDF上にはページ範囲外のテキストが表示されません。中身はドラフト版のテキストや、デザイナーの方のメモ書きが残っている場合が多いです。

以下の画像のようにページ外に配置されているため、見積作成の際に見過ごしてしまう危険があります。このようなページ範囲外のテキストが作業対象外である場合は、あらかじめ見積に出す前に削除されていると、余分なテキストが取り込まれるということはなくなります。

また、jpgやpng等の画像がIndesign上にリンクされている場合があります。その場合、Indesignファイルを翻訳ツールに取り込んでも画像内のテキストが取り込まれません。

画像内のテキストも翻訳が必要な場合は、別のファイルに対象のテキストを文字起こしする必要がでてきます。その際に文字起こしの費用と作業工程が別途かかるため、画像が多い場合は注意が必要です。あらかじめ、Indesignを作成する段階でテキストボックスにより画像上にテキストを貼っておくと、全てのテキストが取りこぼしなく翻訳対象として含まれます。

また、Indesign上にリンクされている画像が依頼時に提供されていないという場合も多くあります。そのため、DTP(Desktop Publishing/レイアウト)作業時に画像の不足が発覚し、初稿で納品するPDFファイル上では画像が空白になる箇所がでてしまうことがあります。結果、最終的な納品までの時間が延びてしまうことがあるため、不足のものがないかあらかじめご確認いただくのが良いと思います。

簡単には編集させません、PDF

PDFファイルは基本的にそのままの状態では翻訳ツールに取り込まず、一旦Wordファイルに変換してから取り込み翻訳を行います。変換の際に気をつけているのは、Wordにするとテキストが文の途中で改行されることがあるため、変換後に改行を直す作業が発生する場合があるということです。段組みが多いものや、画像の上にテキストが配置されている場合などでは改行も不適切な位置に入ることが多くなり、その分の改行修正費用がかかります。

また、PDFで一番手間がかかるのは、スキャンされたPDFファイルを取り扱う場合です。Wordファイルに変換してもテキスト自体が画像として認識される場合が多く、一からファイルの全てのテキストを文字起こしする場合があります。費用や時間もかかることはもちろん、分量が多いと文字起こしでのミスが発生し、品質にも悪影響を及ぼす要因となります。

そのため、可能であれば元のPDFファイルを提供していただくことをおすすめします。

文章といったらまずこれ、Word

Wordファイル上で気をつけているのは、コメントが入っている場合です。指示をいただいていないと作業対象なのかそうでないのかが分かりません。気づかないままコメントを取り込んでしまうと想定よりも分量が増えてしまう場合があります。

また、事前にハイライト等の処理を行っていただき、それらの箇所は作業対象外にして欲しいという指示をいただく場合があります。このような場合にWordで便利なのが、作業対象外のテキストに対して隠し文字設定を行うことです。こうすることで、翻訳ツールに取り込む際に翻訳対象として認知されません。確実に原文のママにしておくことが可能なため、ハイライトよりもおすすめします。


プレゼンテーションの友、PowerPoint

こちらもコメントが取り込まれてしまう場合があるため、翻訳会社に出す前に確認していただくのが良いと思います。

また、よくありますがノート部分が翻訳対象なのかもあわせて指示していただくのが良いと思います。スライド部分のみを翻訳してほしい場合でも、ノート部分に大量のテキストが記載されていると想定外の金額が発生する可能性があるため、ノート部分は注意しておいていただければと思います。

さらに、グラフをリンクで設定している場合も注意が必要です。リンクが設定されているExcel内のテキストも取り込まれてしまいます。翻訳が必要なのはグラフの凡例のみの場合でも、Excel内の全てのテキストが取り込まれることがあるため、提出される前にリンクの設定を変更するか、不要なテキストを削除していただくのが良いと思います。

まとめ

このように、ご紹介したポイントに気をつけながら、お客様の不利益にならないよう留意して見積を行っています。

もし今後弊社に見積をご相談いただける機会がありましたら、ぜひ上記のポイントを思い出してみてください。より正確に、より効率的に案件を進めることができると思います。

川村インターナショナルの翻訳サービス

川村インターナショナルでは、翻訳の国際規格であるISO 17100の認証を取得しており、国際規格に基づいた翻訳サービスを提供しています。

対応分野は、IT・ローカリゼーション、医療機器・医薬、観光・インバウンド、製造業、特許、IR・金融・ビジネス・法務、SAP関連文書など。お客様の業種・専門分野に応じて最適な翻訳者が対応いたします。弊社の審査基準をクリアした、経験豊富なプロの翻訳者ですので、品質の面でもご安心ください。

翻訳依頼・見積もり依頼は以下のフォームから、お気軽にお問い合わせください。


関連記事


KIマーケティングチーム

KIマーケティングチーム

川村インターナショナルWebマーケティングチームです。開催予定セミナーやイベントの告知、ブログ運営などを担当しています。

この記事がお役に立ったらシェアをお願いします!

ホワイトペーパーはこちら

それ、機械翻訳で もっと簡単に(初級編)​- 資料請求フォーム

仕事上、英語は避けて通れない… グローバル化が進み、何かしらの翻訳作業を誰でも行っている時代です。そんな時だからこそ機械翻訳をおススメする理由についてご説明します。

機械翻訳をマニュアル翻訳に活用​- 資料請求フォーム

「機械翻訳はマニュアルに使えるのだろうか?」そんなお悩みを解決すべく、機械翻訳のメリット・デメリット、品質・費用・納期の具体例、活用のコツ、また機械翻訳導入におけるお客様の疑問にお答えします。

JSAマーク
ISO17100/JSAT 007
認証範囲:
以下の翻訳サービス(英日・日英)
①金融・経済・法務
②医療・医薬
③工学・科学技術
ISO
IS 632884/ISO 27001
※当社では、ISO17100に準拠した翻訳サービスを提供可能です。
準拠サービスをご希望の場合は、ご依頼時にお申し付けください。