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【特別オンライン会談】~with/afterコロナの翻訳業界~⑤機械翻訳のビジネスチャンス

ヒト・モノの移動が制限される中、人々の働き方も大きく変わり、ビジネスの手法にも様々な変化や工夫が見られるようになった。

未だ第一波の収束も見えず、第二波・三波の到来も予想される2020年の夏現在に、世界各国のビジネスパートナーと、これからの翻訳業界について語る。


目次

  1. 事業活動や働き方への影響
  2. 「New Normal」な社会
  3. 翻訳業界とリモートワーク
  4. ビジネスへの影響
  5. 機械翻訳のビジネスチャンス


機械翻訳のビジネスチャンス

Serge:
弊社では、オンライン会議用のプラットフォームにリモート通訳の機能を組み合わせたWebサービスを提供していますが、今最も力を入れているサービスの一つです。

社内での会議はもちろん、お客様との商談も今ではオンラインで行うのが当たり前になりました。

その中には共通の言語を話さないお客様やパートナーとの商談などもあり、そういった場面をサポートするのが、弊社が提供するリモート通訳機能付きオンライン会議プラットフォームです。

このプラットフォームは、会議の参加者と通訳者を同じネットワーク内でつなぎ、参加者間の言語の壁をオンライン上で解消します。


前田:
今使っているZOOMの通訳機能強化版といったところでしょうか。

後ほどぜひ詳しい機能や特性を教えて下さい。


Serge:
Sure, わかりました。


前田:
問い合わせが増えているサービスと言えば、機械翻訳関連のサービスがあげられます。

予算削減が求められる中、コストダウンのソリューションとして機械翻訳の活用を本格的に検討するお客様が増えています。

弊社が販売している機械翻訳ソリューションに関するお問い合わせは、昨年度に比べると月平均で1.2倍~1.5倍程度増えており、お客様からの注目の高さが伺えます。

Gaborさん、機械翻訳のビジネスチャンスはいかがでしょうか?



Gabor:
そうですね。機械翻訳のニーズは以前にも増して高まっていると思います。

弊社が開発している、カスタマイズ型MT「Globalese」も、昨年と比べて売上が約30%増加しました。

企業におけるコストダウンの意識が、今まで以上に高まっていることが背景にあるのは間違いないでしょう。

しかし、機械翻訳導入の目的が、「コストダウンだけか?」と言うとそうではないと、私は考えています。

今回のパンデミックのような状況下において、「対面でのコミュニケーション」や「人が集まって何かをする」という行動はリスクとなり、敬遠されます。

そうすると、それを代替するため手段として、新しいオンラインサービスが生まれたり、チャットや動画などを活用する機会も増えますが、グローバルでサービスを展開する場合、必ずローカライズが必要になります。

こういったコミュニケーション用のコンテンツは大量でしかも早急に必要とされることから、機械翻訳は「理想的なソリューション」になりえるのです。


前田:
確かにニュースやリリース系の情報コンテンツは「鮮度が命」です。

早ければ早いに越したことはありません。

しかし、それと同時に品質面での要求も高いと思いますが、その点はいかがでしょうか?


Gabor:
もちろん、「アウトプットの品質」は最も重要なポイントの一つです。実際にお客様にアウトプットを見てもらった上で導入を検討いただく必要があります。

弊社が開発しているGlobaleseは、お客様が自らカスタマイズできるカスタマイズ型のMTエンジンなので、お客様固有の事情や要求に沿った対応が可能です。

対訳コーパスの分量や種類を、お客様自らで設計し構築する事ができるので、Google NMTなどの汎用型エンジンに比べて、お客様が求めるアウトプットの精度を追求しやすいのです。

もちろん、そのためには一定量以上のコーパスが必要になりますが、可能性は無限大です。


前田:
機械翻訳エンジンのカスタマイズとなると、かなりハードルが高そうですが、、、


Gabor:
いやいや、とても簡単さ。「使い易さ」は、Globaleseのセールスポイントの一つだからね。

後ほど画面を共有して詳細を説明しましょう。


森口:
確かに「コストダウン」と「スピード(短納期化)」はそれぞれ機械翻訳のニーズが高まっている理由の一つです。

しかしパンデミックという特殊な状況下でのもう一つの理由として、日本国内の場合は、お客様サイドにおける翻訳業務の「内製化」が考えられます。

周知の通り、今回のコロナ・パンデミックが世界経済に及ぼす影響は極めて深刻です。

企業としても「社内でやれることは、社内でやる」=内製化を推進するのが自然な流れです。

機械翻訳のニーズが増えている背景には、社内に機械翻訳エンジンを導入して、これまで外注していた翻訳業務を少しでも内製するという狙いがあるのだと思います。


前田:
なるほど。お客様が自身で機械翻訳をかけて、お客様自身で修正(ポストエディット)するということですね。


森口:
そうです。しかし大量にボリュームがある場合や、ソース(原語)の構造が複雑な場合には、全てを内製することは難しいでしょう。

希少言語や多言語をどうするかという課題も残ります。

逆に言うと、特に多言語の機械翻訳後のポストエディットサービス、は今後大きな成長が期待できると思っています。実際に弊社のお客様でもサービスマニュアルの多言語化にポストエディットを活用することで、5割近く費用を低減できている企業もあります。エンドユーザーに向けたマニュアルでは難しいかもしれませんが、用途やターゲットに合わせて使い分けをすれば、機械翻訳も利用できる可能性があります。

また、お客様がポストエディットをする際のお手伝い(=より効率的にエディットできるような仕組み作り)というアプローチでの新しいサービスも開発していきたいと考えています


前田:
ありがとうございます。

今回のパンデミック、我々言語ビジネスの業界においても、その影響は決して小さくありません。

一時的なものかもしれませんが、分野によっては、急速にビジネスチャンスが失われていくサービスもあると思います。

しかし、それと同時に新しいニーズが生まれていることも事実で、アイデアとアプローチ次第で、ビジネスチャンスに変えることもできそうです。


(次回は11/4(水)公開予定、お楽しみに!)


機械翻訳をいかに活用するか(ホワイトペーパー)

本資料は、機械翻訳(MT)導入を比較ご検討の際思い浮かべる疑問を解消し、活用のニーズ、「ポストエディット」「用語集」などのキーワードについても解説いたします。(全62ページ)

資料の構成は以下のようになっております。

第一章   はじめに
第二章   機械翻訳(MT)活用のニーズ
第三章   機械翻訳(MT)と(HT)の違い
第四章   機械翻訳と関連技術
第五章   MT導入時に知っておくべき6つのポイント
最後に

など

競合他社様および個人翻訳者の方々からの資料請求はお断りすることがございます。あらかじめご了承の程をよろしくお願い申し上げます。

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