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日英翻訳関連の様々なサービスについて

日英翻訳のコーディネーターとして勤務していて気が付くのが、日英翻訳といいながらも担当している案件の中で「通常」の翻訳(翻訳+チェック)案件の割合は75~80%程度であることです。お客様の中には翻訳以外のサービスを求めて問い合わせされる方もいるため、今回は「通常」の翻訳以外のサービスについてご案内したいと思います。

「通常」の日英翻訳サービスについてはこちらの記事をご参照ください。

目次[非表示]

  1. 1.「ネイティブチェック」と「バイリンガルチェック」
  2. 2.「スタイルガイド作成」、「用語集作成」と「翻訳メモリ(TM)作成」
  3. 3.まとめ
  4. 4.川村インターナショナルの翻訳サービス


「ネイティブチェック」と「バイリンガルチェック」

翻訳以外でお問い合わせが多いのは「ネイティブチェック」です。

日本人、もしくはノンネイティブが英語の文章を作成したが、社外や公文書として公表するものとして文法や表現に間違いがあっては困るという時に、英語のネイティブスピーカーが内容を確認して修正を加えるというサービスです。

ネイティブチェックは通常原本となる日本語の文章があったとしても、英文のみを見てその英文を修正するサービスのため、英文の質が高いことが前提条件となります。そのためお見積りの時点でネイティブチェックのレベルに足りているかを確認し、英文の品質が高くないと判断された場合ネイティブチェックをお断りする場合があります。

(その場合は次の項目の「バイリンガルチェック」との併用、もしくは新規翻訳等をお勧めしています)


次に「バイリンガルチェック」です。バイリンガルチェックとは、日英バイリンガルの日本人が日本語で書かれた原文と英訳されたものを見比べて、訳抜けや表現がおかしくないか等を確認するサービスです。こちらは日英両方の文章を見比べて確認するため、原文に忠実な英訳であるか、訳漏れや間違いはないか等を確認するのには最適です。

デメリットとしては、確認するのはネイティブスピーカーではないため訳漏れや間違いがあった場合に修正のご提案をすることは可能ですが、英語として自然であるかの確認までは含まれていないということです。そのため、お客様の中には「バイリンガルチェック」をした後に全体もしくは一部分を「ネイティブチェック」するというサービスの組み合わせを選ばれる方もいらっしゃいます。



「スタイルガイド作成」、「用語集作成」と「翻訳メモリ(TM)作成」

次は、継続して長く翻訳を行っていく場合に有用なサービスをご案内します。

社内文書や、商品の取扱説明書など翻訳すべき文章が大量にあり、それらの文章を英訳した時に文章のスタイルが異なる英訳された用語が異なる同じ文章なのに言い回しが違うという問題が生じることがあります。翻訳の規模が大きければ大きいほど、担当する翻訳者・チェッカーも多くなるため、個々の作業者の解釈によって表現が異なってくるのは当然です。

このような問題を防ぎ、様々な文書間で統一した英訳を可能にするのが、「スタイルガイド」、「用語集」、「翻訳メモリ(TM)」です。


スタイルガイド」とは英語文章表記における基本的なルールを規定したものです。自社内で準備している場合はそれを提供いただくのが一番ですが、句読点やスペース等基本的な点を守ればよいということであれば翻訳会社で用意している一般的なスタイルガイドをそのまま使用して翻訳を進めることも可能です。ただし、複数の翻訳会社が参加し作業する巨大プロジェクトの場合や組織内で初めて翻訳を行う場合は、スタイルガイドを一から作成したほうが良いこともあります。


用語集」とは特定の分野で使用される単語や語句(用語)の意味と、その用語の使用方法について掲載したものです。

例えば、社内で使用される「教材」という日本語に対しての英訳は


teaching material / educational material / teaching aid / training aid


など、いろいろな表現があります。

連続する文章の文①では「teaching material」だったが、文②では「training aid」と訳されていた場合、読み手は同じものを指しているのかわからず混乱してしまう可能性があります。

この一連の文章においては「教材」は「training material」で統一して訳すと決定し、このような用語を日英一対にして登録していったものを用語集と言います。

用語集は翻訳を進めながら同時に作成することもできますし、翻訳後に登録して用語集を作成することもできます。


最後に「翻訳メモリ(TM)」です。こちらは原文と翻訳文を一対としてデータベース化し、その内容を自動的に繰り返して使うことで、文書間のゆれをなくしたり、翻訳の負荷を軽減したり、コスト削減を可能にしたりするツールです。こちらも翻訳中でも、翻訳後でもTM作成は可能です。翻訳メモリについてはこちらの記事もご参照ください。



まとめ

お客様の翻訳に関する問題を解決するのは通常の翻訳サービスだけではありません。

今回の記事では扱えませんでしたが、機械翻訳やポストエディット、プレエディットなど、翻訳に関する問題を解決する方法は様々ですので、是非お問い合わせください。


川村インターナショナルの翻訳サービス

川村インターナショナルでは、スタイルガイド、用語集、翻訳メモリの作成も承っております。

対応分野は、IT・ローカリゼーション、医療機器・医薬、金融・IR・法務、観光・インバウンド、製造業、SAP 関連文書など。お客様の業種・専門分野に応じて最適な翻訳者が対応いたします。お客様が抱えるあらゆる問題について、包括的なソリューションを提案いたします。翻訳依頼・見積もり依頼はこちらのフォームから、お気軽にお問い合わせください。


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KIマーケティングチーム

KIマーケティングチーム

川村インターナショナルWebマーケティングチームです。開催予定セミナーやイベントの告知、ブログ運営などを担当しています。

機械翻訳をいかに活用するか(ホワイトペーパー)

本資料は、機械翻訳(MT)導入を比較ご検討の際思い浮かべる疑問を解消し、活用のニーズ、「ポストエディット」「用語集」などのキーワードについても解説いたします。(全62ページ)

資料の構成は以下のようになっております。

第一章   はじめに
第二章   機械翻訳(MT)活用のニーズ
第三章   機械翻訳(MT)と(HT)の違い
第四章   機械翻訳と関連技術
第五章   MT導入時に知っておくべき6つのポイント
最後に

など

競合他社様および個人翻訳者の方々からの資料請求はお断りすることがございます。あらかじめご了承の程をよろしくお願い申し上げます。

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