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お酒にまつわる英語表現

お酒にまつわる英語表現

コロナ禍で家飲みが増えたという調査結果がありますが、筆者も例にもれず家でのんびりお酒を楽しむ機会が増えました。知っているときっと役に立つ、お酒にまつわる英語表現についてご紹介していきます。

目次[非表示]

  1. 1.お酒の種類に関する表現
    1. 1.1.生ビール
    2. 1.2.地ビール
    3. 1.3.発泡酒
    4. 1.4.焼酎
  2. 2.お酒の味に関する表現
    1. 2.1.辛口・甘口
    2. 2.2.口あたりがよい・まろやか
    3. 2.3.さわやかな飲み心地
    4. 2.4.コクがある
  3. 3.まとめ
  4. 4.川村インターナショナルの翻訳サービス

お酒の種類に関する表現

まずはビールをはじめとするメジャーなお酒の種類についてご紹介します。



生ビール

乾杯の一杯目といったら生ビールという人も多いのではないでしょうか。特に暑い日に飲む冷えたビールはたまらないですね。生ビールの「生」は「熱処理を行っていない」という意味で、製造工程で熱処理を行っていないビールを指します。生ビールは英語で「draft beer」といいます。英語の「draft beer」は厳密には、缶や瓶ではなくケグや樽から注ぐビールを指しますが、日本の「生ビール」と同義で使われています。

地ビール

小規模のビール醸造所でつくられ、その地域に根付いているビールを指す「地ビール」。全国各地に個性的な地ビールがあります。旅行先で飲む地ビールは美味しいですよね。地ビールは英語で、「microbrew」「micro-brewed beer」(「小規模のビール醸造所でつくられたビール」という意味)や「local brand beer」といった表現が使われます。

発泡酒

ビールか発泡酒かは、麦芽(モルト)の割合によって決まります。2018年の酒税法改正によって、原料の50%以上麦芽を使用していることがビールと定義される条件になりました。麦芽の割合がこれより低いと発泡酒に分類されることになります。英語では「low-malt beer」という表現が使われ、直訳すると「モルトの割合が低いビール」という意味になります。

焼酎

米、麦、芋などを原料とした蒸留酒である焼酎。原料によって様々な味わいが楽しめる、日本の伝統的なお酒です。焼酎は英語でも「shochu」といいますが、名前だけだと伝わらない場合も考えられますよね。焼酎を知らない相手に対しては「Japanese distilled liquor(日本の蒸留酒)」と伝えるとよいと思います。



お酒の味に関する表現

お酒の味は、「のど越しがよい」「コクがある」「さわやか」など様々な言葉で表現できます。具体的な味を表す言葉に比べて、のど越しや飲み口を表現する言葉は英語でイメージが湧きにくいのではないでしょうか。ここからは、お酒の味を説明したり感想を伝えたりするのに役に立つ表現をいくつかご紹介します

辛口・甘口

日本酒の味を表現するのに「辛口」や「甘口」という表現が使われますが、これは日本酒に含まれる糖や酸の量から決まります。甘口の日本酒は酸度に対して糖度が高いため甘みが強く、辛口の日本酒は糖度が低かったり酸度が高かったりして甘くない日本酒を指します。

ワインでも同じように甘味と酸味のバランスで甘口か辛口かが決まります。日本酒と同じように「辛口」はワインの味が辛いという意味ではなく、「甘味が少ない」「甘くない」といった意味で使います。英語では、辛口は「dry」甘口は「sweet」という言葉で表現します。「この白ワインは辛口だね」と言いたい場合「This white wine is dry」と表現できます。ワインの味に関しては糖度によって「dry」「sweet」以外にも様々な表現がありますが、基本的な表現としてこの二つは覚えておきたいところです。


口あたりがよい・まろやか

口あたりがやわらかいお酒は飲みやすく、料理にも合わせやすいためついつい買ってしまいます。英語で「口あたりがよい(やわらかい)」は「smooth」という言葉で表すことができます。「まろやか」も「smooth」や「light」といった言葉で表現できます。ワインの場合、酸味や渋みが少ないことを「smooth」といいます。

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さわやかな飲み心地

ミントやレモンの風味が効いたカクテルや、すっきりとした飲み口の日本酒やビールなど、お酒の味を表現するときに意外とよく使われるのが、「さわやか」という言葉です。英語では「refreshing」という言葉で表現できます。「この日本酒はとってもさわやかな飲み心地だね」と伝えたい場合「This sake is very refreshing」のように表現できます。

コクがある

ビールの広告などで「コク」という言葉を目にしますが、お酒の「コク」とは何を指すのか、なんとなくは分かるけどうまく説明できない人も多いのではないでしょうか。ビールにおいて「コク」とは「(複数の味が重なり合い)厚みのある味わい」「深みのある味わい」などを指す言葉※であるようです。「コクのあるビール」とは「深い味わいのビール」という意味になるということですね。ワインによく使われる「full-bodied」という言葉で、深みのある味わいを言い表すことができます。また、「rich」という言葉もコクのある、芳醇な味わいを表現するのに使われます。「full-bodied」はコクのあるワインやコーヒーの味に対してよく使われるため、(ビール等に使われているときも稀にあるので、使っても差し支えないと思いますが)ビールなどワイン以外のお酒の味の「コク」を表現する際には「rich」を使った方がよりこなれて聞こえるかもしれません。

※参照 「コクとキレ」って本当はどんな意味?「本麒麟」開発の味のプロに聞く | bizSPA!フレッシュ
    コクとは?その意味を解説 - ビール用語集 - CRAFT BEER LIFE(クラフトビールライフ) (craft-beer.life)


まとめ

今回はお酒に関するベーシックな表現をいくつかご紹介しました。お酒の味について「美味しい」以外に、もっと具体的な感想を言えると英語でのお酒の席もより楽しくなると思います。是非ご活用いただければ幸いです。


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