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時代とともにアップデートされる情報

アップデートしていますか?時代とともに更新される情報   ~BC?BCE?~

インターネットやスマホの普及によってあらゆる情報に手軽にアクセスできるようになりました。疑問に思ったことをすぐに調べることができ、新しい情報を入手できるのは便利ですが、新しい情報だけでなく、元々知っている情報も新たな発見や時代の移り変わりによって更新されていることもあります。自分が常識だと思っている情報を調べる機会はどのくらいあるでしょうか? 

この記事では、2000年以降に新しく更新、変更された例をご紹介します。 

目次[非表示]

  1. 1.惑星の数はいくつ?
  2. 2.紀元前はBC?BCE?
  3. 3.国名の変更
    1. 3.1.ジョージア
    2. 3.2.オランダ / トルコ
  4. 4.まとめ
  5. 5.川村インターナショナルの翻訳サービス

惑星の数はいくつ?

太陽系の惑星の数はいくつあるでしょうか。 

筆者は学生時代の記憶を頼りに9個と答えていたのですが、現在は8個です。 

2005年に冥王星より少し大きな外縁天体が新たに発見されたことにより、2006年に冥王星が惑星の定義から外れて準惑星となったため、現在では水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個を指すのが一般的とされています。 

※惑星の定義は太陽系に適用される定義では、惑星は太陽の周囲を公転し、その重力によって球形が維持できるほど大きく、その軌道近くから他の天体を排除していること、とされています。

(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/惑星の定義 



紀元前はBC?BCE?

紀元前、紀元後の表記についてBC、ADを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 

紀元前:BC(Before Christ)


紀元後:AD(Anno Domini:ラテン語で「主の年」の意味) 

現在、イギリスやアメリカの教科書などでは、現在BC、ADに代わりBCE、CEが使われるのが一般的になっています。 

紀元前:BCE(before common era) 


紀元後:CE(common era)

これは宗教的な配慮によって置き換えられているようですが、BC、ADが全く使われていないという訳ではありません。日常会話などでは使用されることもありますが、使用する場面によっては配慮が必要かもしれません。日本の教科書でも現在はBC、ADの表記を使用せず、そのまま「紀元前」、「紀元後」、「前」、「後」などで表記されています。紀元前、紀元後の表記をBCE、CEで学習する世代が増えるにつれ、BC、ADが死語となる日が来るかもしれません。 

国名の変更

ジョージア

現在ではジョージアの名称が定着してきましたが、以前は「グルジア」と呼ばれていたジョージア。2015年にロシアの侵攻を受けてロシア語読みのグルジアからジョージアに変更されました。英語では元々「Georgia(ジョージア)」と呼ばれていましたが、日本語ではロシア語読みの「グルジア」と呼ばれていたため、変更後はニュースやメディアなどでも変更が周知されました。

オランダ / トルコ

「Holland」、「Netherlands」はどちらもオランダを指しますが、2020年に「The Netherlands」を公式名称として使用することが発表されました。 

また、2021年にはトルコが英語の名称を「Turkey」から「Türkiye(テュルキイェ)」に変更しています。 

どちらも国名として定着している名称ですが、「Holland」は元々オランダ国土の一部地域を指す名称であったことや、「Turkey」は英語の「turkey(ターキー)*」を連想させるなど、ネガティブなイメージがあるという理由で変更されたため、今後は注意が必要です。 

turkeyには、「七面鳥」以外にも、「(映画や演劇の)駄作」や「愚か者」という意味があります。


このように日本語や英語の名称のどちらか一方だけが変更される場合もあるため、普段気づきにくいものもありますが、使用する言語や場面、相手の立場を考慮して常に必要な情報を更新していくことが大切です。



まとめ

今回は学校などで身に着けた知識が、新しい発見や社会の変化によって変わった例をご紹介しました。すべてご存知でしたでしょうか? 

ダイバーシティ、インクルージョンという言葉が日本でも使われるようになり、名称や表現が変わった言葉もたくさんあります。また、コロナ禍でリモートワークが増加し、働き方もコロナ前と比べて大きく変化しました。さらにオンライン会議などで使用するツールも以前に比べて新しい機能が増えており、こうした技術の進歩によって日常生活や仕事でも新しい知識やスキルが必要になっています。 

現在、リカレント教育など「学び直し」が推進されていますが、まずは意識的にニュースをチェックしたり、身近なところで気になったことや疑問に思ったことを、少し時間を取って掘り下げて調べてみると新しい発見があるかもしれません。 


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