翻訳・機械翻訳・ポストエディットなど翻訳に関連する情報を発信
catch-img

memoQトレンドレポート2020 ~アジア太平洋地域における翻訳産業の台頭~

※本記事は memoQ の「memoQ Trend Report 2020」を機械翻訳をかけてポストエディット後にリライト処理をしたものです。第四弾として、「The Rise of the Translation Industry in the Asia-Pacific Region」をご紹介します。


グローバルビジネスとローカリゼーションにおいて、翻訳業界では魅力的なトレンドが続き、アジア太平洋地域で指数関数的な成長を遂げると期待されています。


世界の翻訳業界は新しい年も成長を続けており、2020年末までに予想される市場価値は560億ドルです。


アジア太平洋地域は、中国と日本を筆頭に最も急速に成長しているランゲージサービスプロバイダー(LSP)市場の1つです。現在、両国がアジア太平洋市場を支配しており、中国と日本の20社近くのLSPがこの地域のトップ30プロバイダーにランクされています。翻訳センターと Pactera Technologiesの成長により、日本と中国は2020年初めに世界のすべてのLSPの中でトップ10に入りました。日本での市場の成長に追いつくため、memoQは2019年に2つ目のサーバーを国内に展開することを決定しました。


今年のアジア太平洋地域の翻訳業界の成長を牽引するトレンドをご覧ください。

目次[非表示]

  1. 1.戦略的パートナーシップの成長に注目
  2. 2.クラウドソリューションと機械学習の戦略的注入
  3. 3.LSP業界への政府投資の増加を期待
  4. 4.医療翻訳者への需要は急上昇する
  5. 5.教育部門はアジア太平洋市場に大きな影響を与えます
  6. 6.memoQ とは


​​​​​​​

(memoQ Trend Report 2020 より)


戦略的パートナーシップの成長に注目

中国トップのLSPである Pactera Technologiesの世界的な成功により、中国は2020年の言語サービス市場の主役となりそうです。同社はすでに中国のトップシステムインテグレーターとしてマイクロソフトの賞を受賞しており、Pactera Technologiesは世界のLSP市場におけるマイクロソフトの主要パートナーの1社となっています。


マイクロソフトとPactera Technologiesのクラウドパートナーアライアンスは、アジア太平洋地域のLSP業界のトレンドとしてエキサイティングなものです。特にクラウドコンピューティングプラットフォームや機械学習の開発者といったテクノロジー産業とランゲージサービス業界との間で、より戦略的な提携が期待されます。中国と日本の貿易政策と経済変動が市場の主要なLSPにすでに影響を与えているため、これらの提携は2020年に一層重要になる可能性があります。


クラウドソリューションと機械学習の戦略的注入

Pactera Technologiesとマイクロソフトのクラウドパートナーアライアンスの成功は、LSPが継続的に機械学習とクラウドコンピューティングを採用することを示唆しています。この提携により、LSPがクラウドベースのソリューションを使って顧客体験を向上するという流行を生みだしたのです。


また、Pactera Technologies とマイクロソフトの提携は、アジア太平洋地域のLSP市場におけるチーフエクスペリエンスオフィサー(CXO)の認知度の高まりに呼応しています。マイクロソフト賞は、優れた顧客体験を促進するためにクラウドを使用したパクテラの成功を重視したものです。顧客体験の重要性が高まるにつれ、クライアントとの関係構築を促進するためにCXOをチームに加えるLSPが増えます。


優れた顧客体験だけが、アジア太平洋市場が最新の技術的進歩を受け入れ続ける理由ではありません。 Pactera Technologiesは、LSP業界のもう1つの重要なトレンドである、品質管理のための機械学習の導入を示唆しています。


品質保証は、アジア太平洋地域のLSP業界の最大の懸念事項の1つです。強力な人工知能(AI)ツールをプラットフォームに注入することで、パクテラは大規模な翻訳プロジェクトを最大限の精度と速度で実行するという課題に取り組みたいと望んでいます。


世界のLSP業界のAIトレンドは、翻訳者が機械に取って代わられるという通説を払拭します。まさにその反対です。主要なLSPは、最新のAIテクノロジーを活用して、アジア太平洋地域の翻訳者に役立てたいと考えています。


LSP業界への政府投資の増加を期待

アジア太平洋地域の翻訳業界だけでなく、最新の2020年のトレンドを捉えています。中国と日本両国の政府が注目しており、実際に両政府はランゲージサービスプロバイダーと翻訳者向けツールに多額の投資を計画しています。


日本政府は、高難度の翻訳作業が必要な同時通訳の品質を向上するための技術に1,900万ドルを投資しています。この投資は、アジア太平洋地域の異なる15言語での同時通訳を支援するAIベースのソフトウェアに資金を提供します。


日本の投資は、中国の一帯一路(OBOR)構想下での、昨今の中国の言語サービス産業への投資に続くものです。翻訳はイニシアチブの基本であるため、一帯一路構想はより多くの国際的なLSPを中国市場に引き付けています。


LSPがより多くの国際的な翻訳の機会を求めて市場の外に目を向けることで、翻訳業界における日本と中国の影響力が大きくなることが期待されます。アジア太平洋地域とその他の世界の翻訳業界との競争が激化する中、翻訳者の翻訳の精度と生産性を改善するためのAIを活用したツールとクラウドソリューションの開発に注目してください。


医療翻訳者への需要は急上昇する

2020年は、LSP業界における医療翻訳の年になりつつあります。多言語の医療および医薬品翻訳の需要は、アジア太平洋地域のLSP市場の成長を促進する重要な要素です。


世界のヘルスケア市場が11.9兆ドルに成長すると予測され、中国と日本からの医療翻訳に対する需要の増加を期待しています。日本の製薬産業は800億ドル、中国は1兆ドルを超え、アジア太平洋地域は2番目に大きいヘルスケア産業を擁しています。


地域全体の経済変動にもかかわらず、日本と中国のヘルスケア産業はともに成長が予測されています。日本は過去数年と比べて1.3%の増加、中国は近年の不安定な経済状況にもかかわらず、ヘルスケア産業は12%という驚くべき成長を遂げています。これは2020年のアジア太平洋地域の翻訳業界にとって素晴らしいニュースです。


教育部門はアジア太平洋市場に大きな影響を与えます

2020年に注目すべき2つの主要な教育トレンドがあります。1つ目は、アジア太平洋地域における言語研究の台頭です。この増加は、他の地域での語学学習への投資が減少するためです。


現在、中国の300の大学が翻訳コースと翻訳と通訳(MTI)プログラムを提供しています。これらのプログラムは、北米およびヨーロッパの比較的自己完結型な翻訳プログラムとは対照的に、より集中的かつ専門的になりつつあります。数学や工学などの大学の学部を探すと、それらの産業に特化したMTIプログラムを提供しています。この傾向は、中国の翻訳業界の労働力の増加と世界の翻訳市場での地位の向上が期待されます。


アジア太平洋地域の翻訳業界に影響を与える他の主要な教育のトレンドは、ビデオベースの教育コンテンツの増加です。世界の教育機関がビデオコンテンツに移行するにつれて、アジア太平洋地域でのオーディオ翻訳の専門知識がさらに必要になります。


ローカライズはオンラインで没入型学習環境を整えるために不可欠であるため、グローバルな学生のための品質のよいローカライズの需要が高まると予想されます。


(2020年1月時点のmemoQ Trend report 2020に基づいた情報を川村インターナショナルがポストエディットしたものです。)


memoQ とは

(memoQ公式ホームページより)

memoQはCAT(Computer-assisted translation:コンピューター支援翻訳)ツールの一つで、翻訳メモリや用語集を活用することで翻訳作業を効率化できます。

他の翻訳支援ツールと比較すると、memoQには以下のような特徴があります。


  • 様々なファイル形式に対応しており、ファイルインポートの際の設定が豊富
  • tradosなど他のCATツールとも互換性がある
  • UIがわかりやすい
  • 正規表現を使ったタグ化ツールやQAなど、カスタイマイズできる要素が強い
  • クラウド版では、クラウドベースの利点を生かしたプロジェクト進行ができる  etc.

非常にフレキシブルで、初心者から上級者までレベルを問わず使いやすいCATツールであることが特徴に表れています。


関連記事

KIマーケティングチーム

KIマーケティングチーム

川村インターナショナルWebマーケティングチームです。開催予定セミナーやイベントの告知、ブログ運営などを担当しています。

機械翻訳をいかに活用するか(ホワイトペーパー)

本資料は、機械翻訳(MT)導入を比較ご検討の際思い浮かべる疑問を解消し、活用のニーズ、「ポストエディット」「用語集」などのキーワードについても解説いたします。(全62ページ)

資料の構成は以下のようになっております。

第一章   はじめに
第二章   機械翻訳(MT)活用のニーズ
第三章   機械翻訳(MT)と(HT)の違い
第四章   機械翻訳と関連技術
第五章   MT導入時に知っておくべき6つのポイント
最後に

など

競合他社様および個人翻訳者の方々からの資料請求はお断りすることがございます。あらかじめご了承の程をよろしくお願い申し上げます。

この記事がお役に立ったらシェアをお願いします!


人気記事ランキング

タグ

アーカイブ