翻訳・機械翻訳・ポストエディットなど翻訳に関連する情報を発信
catch-img

翻訳会社についての豆知識~よくある質問①~

翻訳会社に翻訳を依頼したいのだけど、翻訳会社って実際にどんな作業をしていのだろう?
翻訳会社に翻訳を依頼しているけど、よく考えたらその翻訳はだれが作業したものなのだろう?

翻訳の依頼を検討している人も、すでに依頼している人も必見!このような疑問を解消するために、翻訳会社に寄せられるよくある質問をまとめてみました。

今回の記事で回答する質問は以下の3点です。気になる方はぜひご一読ください!


目次[非表示]

  1. 1.その1 翻訳会社では社内で翻訳者が翻訳をしているのですか
  2. 2.その2 バイリンガルチェックとネイティブチェックの違いは何ですか
  3. 3.その3 専門用語は問題なく訳せるのですか
  4. 4.川村インターナショナルの翻訳サービス

その1 翻訳会社では社内で翻訳者が翻訳をしているのですか


回答:

案件の大部分をフリーランス翻訳者に依頼していますが、一部は社内翻訳者が対応しています。

基本的に翻訳会社では、自社と契約しているフリーランスの翻訳者に翻訳を依頼しており、社内では主に案件の管理をしています。

PM(プロジェクトマネージャー)と呼ばれる案件担当者が翻訳案件の分野等を確認し、最適な作業者に依頼します。そして、翻訳会社の作業フローにしたがって案件を進めます。川村インターナショナルでは、ISO17100認証(翻訳サービスの国際規格)を取得していますので、この規格に準拠したフローに沿って案件を進めます。

フリーランスの翻訳者は翻訳会社の実施するトライアルを受け、対象の分野に関する専門的な知識十分な翻訳の技術を保有していることが認められた場合のみに契約を結んでいます。

また、翻訳会社と登録翻訳者は、機密保持条項を含んだ基本契約書を締結しており、さらに川村インターナショナルでは、厳しいセキュリティ要件が満たされていることを証明するISO27001認証(情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格)を取得していますので、翻訳案件を安心してお任せいただけます。


しかし、すべての翻訳作業を外注し、翻訳会社内では翻訳作業を全く行っていない、というわけではありません。お客様のご要望によっては、急ぎの翻訳がデイリーベースで発生し、さらに即日で納品しなければならないケースもあります。そのようなケースにも柔軟に対応するために、翻訳会社では社内に翻訳者を常駐させて、案件発生時に即座に対応できるような体制を整えています。このケース以外にも、社内に翻訳者が常駐していれば、通常はフリーランスの翻訳者に依頼するような案件でも、急ぎの翻訳案件が発生した場合に、お断りせざるを得ない状況を回避できます。

このように翻訳会社では、案件の性質に応じて社内翻訳者フリーランスの翻訳者に作業をお願いしています。川村インターナショナルでも、このような体制を整えています。


その2 バイリンガルチェックとネイティブチェックの違いは何ですか

 回答:

バイリンガルチェックは原文と訳文を突き合わせて行うチェック、

ネイティブチェックは出来上がった訳文のみを読むチェックです。

そもそも、翻訳会社でよく聞く「ネイティブチェック」と「バイリンガルチェック」はどのようなものでしょうか?

バイリンガルチェックでは、専門のチェッカーが、翻訳者が仕上げた訳文を原文と突き合わせながら確認します。文書全体をくまなく確認するので、誤訳/訳抜けから指定の用語集違反、そして誤字脱字といったエラーまで漏れなく確認し、修正することができます。

チェック担当者にも専門的な能力が求められるため、社外作業者に依頼する場合、事前のトライアル試験に合格したフリーランスのバイリンガルチェッカーによってチェックが行われます。

チェッカーがネイティブであるか、そうでないかの決まりはありませんが、日本の翻訳会社では、英日案件も日英案件も日本語ネイティブのチェッカーが対応することが多いです。


一方、ネイティブチェックでは、訳文のみを対象に、文法がおかしくないか、不自然な表現になっていないかという観点でレビューを行います。そのため、訳文の自然さや流暢さを磨くことはできても、誤訳や訳抜けといったエラーを発見することはできません。

例えば、ネイティブチェックを行っている訳文の一部に「私に昨日京都を行った。」という文があるとします。日本語ネイティブであれば、この文には明らかなエラーがあることが分かると思います。この文をチェックしているレビュアーは、「私は昨日京都に行った。」と修正します。

しかし、修正した文の原文が仮に「I went to Tokyo yesterday.」だった場合はどうでしょう。この場合、「Tokyo」を「京都」と訳出しているため、明らかな誤訳となります。

しかし、ネイティブチェックでは原文と訳文を突き合わせてチェックしないため、「Tokyo」が誤って「京都」と訳出されていることには気づけません。前後の文脈で辻褄が合わないことに気付くケースもあるかもしれませんが、誤訳を検出するためには、やはりバイリンガルチェックが必要です。

つまり、ネイティブチェックは「バイリンガルチェックが済み、誤訳・訳抜けなどのエラーがなくなった状態の訳文」に対して行うことが理想であるといえます。


その3 専門用語は問題なく訳せるのですか


回答:

問題なく訳せますが、可能であれば用語集や参考資料を渡す方がよいでしょう。


既に質問その1でも触れたように、翻訳会社に登録するフリーランスの翻訳者は、各分野の専門知識と翻訳の力量を計るトライアルを受け、合格していることが前提となっています。

また、翻訳会社は翻訳対象の分野に最適な翻訳者を選定します。確かなバックグラウンドをもった翻訳者が案件の対応をしますので、専門用語も問題なく訳出することができます。

もしも作業者に馴染みのないような、調べても定訳が全く確認できないような専門用語に遭遇した場合は、適宜仮訳をつけた上でお客様に確認をお願いしていますので、専門用語の訳出も安心してお任せいただくことができます。

ただし、専門用語の訳語が複数存在したり、社内で使用している定訳がある場合は、その資料や用語集を翻訳会社に渡すと、より安心して翻訳を依頼していただけます。

翻訳会社や翻訳者は、翻訳を効率よくかつ正確に行うため翻訳支援ツールを使用していることが多く、用語集が提供されるとそのツールを使って該当する用語を訳文に確実に反映することができますので、資料がある場合はぜひ翻訳会社に渡してみてください。

川村インターナショナルの翻訳サービス

いかがでしたでしょうか。翻訳会社に対して抱いていた疑問が、少しは解消されたでしょうか?

川村インターナショナルでは、自社実施のトライアルを通過した経験豊かな翻訳者と契約を締結しており、その数は1000名以上に上ります。案件の分野や性質に応じて適切な翻訳者に翻訳を発注しており、さらに川村インターナショナルでは翻訳の国際規格であるISO 17100に基づいて案件進行を行っています。

また、社内では「品質評価モデル」「翻訳品質機能展開」「PM品質機能展開」を相互に機能させる「TAFTシステム」を構築しており、TAFTシステムに、お客様の情報を安全に取り扱う社内体制(ISMS)を加えることで、お客様にご満足いただける翻訳サービスの提供を目指しています。情報セキュリティに関する国際標準規格であるISO27001(ISMS認証)も取得しておりますので、機密性の高い翻訳案件も、専門性の高い案件も、安心してお任せいただけます。

翻訳依頼・見積もり依頼はこちらのフォームから、お気軽にお問い合わせください。


関連記事

KIマーケティングチーム

KIマーケティングチーム

川村インターナショナルWebマーケティングチームです。開催予定セミナーやイベントの告知、ブログ運営などを担当しています。

機械翻訳をいかに活用するか(ホワイトペーパー)

本資料は、機械翻訳(MT)導入を比較ご検討の際思い浮かべる疑問を解消し、活用のニーズ、「ポストエディット」「用語集」などのキーワードについても解説いたします。(全62ページ)

資料の構成は以下のようになっております。

第一章   はじめに
第二章   機械翻訳(MT)活用のニーズ
第三章   機械翻訳(MT)と(HT)の違い
第四章   機械翻訳と関連技術
第五章   MT導入時に知っておくべき6つのポイント
最後に

など

競合他社様および個人翻訳者の方々からの資料請求はお断りすることがございます。あらかじめご了承の程をよろしくお願い申し上げます。

この記事がお役に立ったらシェアをお願いします!


人気記事ランキング

タグ

アーカイブ