
目的に合わせて選ぼう!主要英語資格4種(TOEIC・英検・TOEFL・IELTS)比較ガイド
「英語の資格っていろいろあるけど、どれを受ければいいの?」
「TOEICと英検って何が違うの?」
そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
筆者にも高校生の子どもがおり、大学受験に向けて英検の受験に勤しんでいます。
一口に英語資格といっても、それぞれ目的・評価方法・費用・内容が異なります。
どの資格を選ぶかによって、学習スタイルや活かし方にも大きな違いが出てきます。
この記事では、特に受験者が多く、実用性の高い「TOEIC」「英検」「TOEFL」「IELTS」の4つの英語資格について、特徴・用途・費用面の違いをわかりやすく比較し、あなたに合った試験選びのヒントをお届けします。
目次[非表示]
TOEIC:就職・ビジネス英語に強い実用資格
TOEIC(Test of English for International Communication)は、特に企業での評価が高い英語資格です。
就職・転職活動や昇進要件としてスコア提出を求められるケースもあり、「仕事で使える英語力」の証明として多くの人が受験しています。
主にリスニングとリーディングの2技能を測定するL&Rテストが一般的で、スコアは10〜990点で表示されます。現在ではスピーキング・ライティング版もありますが、L&Rのみ受験する人が多い傾向です。
【試験の特徴】
- ビジネスシーンに即した実践的な設問
- マークシート形式で、英会話が苦手な人でも取り組みやすい
- 年10回以上実施、受験のチャンスが多い
【受験料】
- 約7,810円(税込)
英検:総合力と大学入試にも対応、日本発の定番資格
英検は日本で最も歴史ある英語資格の一つで、文部科学省も後援する信頼性の高い試験です。
2025年度からは、新たに「準2級プラス(準2級+)」が追加され、現在は8つの級で構成されています。5級から1級まで、自分のレベルに合わせて受験できます。
この「準2級+」は、2級と準2級の間の実力を測るための新設級で、特に高校生や中高一貫校の生徒の中間ステップとして注目されています。今後、大学入試や学校の指導でも活用が進むと予想されます。3級以上ではスピーキング(面接)も課され、バランスの取れた英語力が求められます。
また近年では、大学入試での「外部検定利用制度」にも採用されており、取得級だけでなく「CSEスコア(Common Scale for English)」が出願基準として使われるケースが増加中です。
たとえば、「英検準1級合格」や「英検2級でもCSEスコア2200点以上なら加点対象」といった設定があり、級とスコアの両方を意識した受験対策が重要になっています。
【試験の特徴】
- 4技能(読む・聞く・書く・話す)をまんべんなく評価
- 国内の教育現場や就活でも活用されやすい
- 合否制+CSEスコア表示で、英語力の可視化が可能
【受験料(準1級の場合)】
- 約8,400円(税込)※5級:約2,500円〜、1級:約11,500円程度
TOEFL:海外進学・研究向けの本格派
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語圏(主に北米)の大学や大学院に進学する際に必要とされる試験です。
英語で講義を受け、論文を書き、発表する──という「大学の学習環境で生きる英語力」が問われるため、設問もアカデミック寄りです。
リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能すべてが出題され、特に長文や講義形式のリスニングが特徴的です。
【試験の特徴】
- 難易度は高めだが、国際的評価は非常に高い
- 試験時間は約2時間と長丁場(2023年以降短縮)
- 海外大学からの信頼が厚く、出願時の必須条件になることも多い
【受験料】
- 約$265(日本円で約40,000円、為替により変動)
IELTS:英語圏移住や永住にも対応する万能資格
IELTS(International English Language Testing System)は、イギリス・オーストラリア・カナダなどへの留学・移住・永住権申請などに広く使われている英語資格です。
TOEFLと同じく4技能を測る試験ですが、「Speaking」が試験官との面接形式で行われる点が大きな特徴です。
「Academic(学術用)」と「General Training(一般生活用)」の2種類があり、目的に応じて選べます。海外就職やワーキングホリデー申請などでも使える、国際汎用性の高い試験です。
【試験の特徴】
- 4技能をバランスよく測定
- 対面インタビューによるスピーキング
- 英連邦諸国での評価が特に高い
【受験料】
- 約27,500円(税込)
一目でわかる比較表(2025年版)
TOEIC | 英検 | TOEFL | IELTS | |
主な用途 | 就職・昇進 | 国内進学・就活 | 海外大学進学 | 留学・移住 |
特徴 | ビジネス英語特化、スコア制 | 級別+CSEスコア評価、4技能 | アカデミック内容、4技能 | 対面面接あり、2種の試験形式 |
評価方法 | 10~990点 | 合否制+CSEスコア | 0~120点 | 0~9.0スコア制 |
受験料 | 約7,810円 | 2,500~11,500円 | 約40,000円 | 約27,500円 |
機械翻訳の進化と、あえて「学ぶこと」の価値

最近では弊社でも扱っている機械翻訳の性能が上がり、「英語を勉強しなくても困らない時代」といわれることもあります。(筆者も子どもからそう聞かれました・・・)
ですが――本当にそれだけで十分でしょうか?
機械翻訳は「正確な文章に変換する」ことは得意ですが、相手の意図を汲み取る力や、状況を察して対応する力までは補えません。
会議中に「ちょっとしたニュアンスの違い」を理解する、旅行中に現地の人と心を通わせる、突然のトラブル時に臨機応変に対応する──。
こうした力は、「英語を自分で使えるようになる」ことで初めて得られるものです。
また、英語を学ぶ過程では「伝え方」「論理性」「異文化理解」など、他のスキルも自然と身につきます。これは機械翻訳では得られない、人間ならではの成長体験だといえるでしょう。
まとめ:目的と自分の未来に合った英語資格を選ぼう
英語資格を選ぶとき、「どれが一番有名か」ではなく、「自分の目標に合っているか」を基準に選ぶことが大切です。
- 就職・転職を意識するならTOEIC
- バランスよく学びたいなら英検(+CSEスコアもチェック)
- 海外大学進学を目指すならTOEFL
- 留学・移住など多目的に使いたいならIELTS
英語力は、一度身につければ一生の財産になります。
機械翻訳の力を借りつつも、自分の言葉で世界とつながる力を持つこと。
それが、これからの時代にますます価値のある「英語学習」の意義だと私たちは考えています。
川村インターナショナルの翻訳サービス
川村インターナショナルでは、IT・ローカリゼーション、医療機器・医薬、観光・インバウンド、製造業、金融・ビジネス・法務、SAP 関連文書など、幅広い分野の翻訳を扱っております。お客様の業種・専門分野に応じて最適な翻訳者が対応いたします。弊社の審査基準をクリアした、経験豊富なプロの翻訳者ですので、品質の面でもご安心ください。
翻訳会社への翻訳依頼をご検討されている方は、お気軽にご相談ください。お気軽に ご相談 ください。
関連記事






