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機械翻訳の選び方 川村インターナショナルの翻訳ブログ

機械翻訳の選び方~基本編~

現在、機械翻訳にはGoogle翻訳やDeepL、ChatGPTといった色々な種類のサービスがあります。いざ自社で導入しよう、もしくは切り替えを検討する際に、どのように選べばよいか、迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
​​​​​​​このブログでは、お客様から問い合わせを受けることが多い、機械翻訳サービスの違いについて紹介します。皆様の疑問の解消や、導入選定の一助になりますと幸いです。  

目次[非表示]

  1. 1.機械翻訳の違いについて
    1. 1.1.Google翻訳
    2. 1.2.みんなの自動翻訳
    3. 1.3.DeepL
  2. 2.ChatGPTと機械翻訳の違いについて
  3. 3.機械翻訳の無料版と有償版の違いについて
  4. 4.川村インターナショナルの翻訳サービス


機械翻訳の違いについて

お客様から「機械翻訳はいろんな種類がありますが、それぞれの機械翻訳の違いは何ですか?」というご質問をいただきます。

機械翻訳とは、コンピューターによってある言語を別の言語に変換することです。代表的な機械翻訳の例には、Google翻訳みんなの自動翻訳DeepLなどがあります。

それぞれの機械翻訳は学習したデータやアルゴリズムの違いによって、得意な分野・言語などパフォーマンスに違いが生じます。そのため使用目的や翻訳したい文章の種類に応じて、機械翻訳を選択することをおすすめしています。

ここから代表的な機械翻訳の特長をお伝えします。

Google翻訳

Google翻訳は幅広い言語(2023年10月時点で133言語)をサポートしており、一般的な文章の翻訳に優れています。テキストだけでなく音声やウェブページなどの翻訳など幅広い機能で言語間のコミュニケーションを促進し、国際的なビジネスや旅行など幅広いシーンで使用できるツールとして広く認知されています。

みんなの自動翻訳

NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)が開発した国産の機械翻訳は、大量のテキストデータを効率的に処理し、高速かつ正確な翻訳を提供します。サーバーの稼働箇所が日本国内にされているため、データが国外に流出することがなく、高度なセキュリティを求める企業の方でも安心してお使いいただけます。

また、特許や、金融といった特定の専門的な用語や業界固有の表現にも対応することができるため、ビジネスや専門分野での利用に適しています。

DeepL

ニューラルネットワークを活用した深層学習技術を採用しており、高品質かつ自然な翻訳を提供しています。そのため、専門文書や長文にも適しています。ドイツに本拠地を置く会社であるため、欧州の言語については高精度な訳出を期待できます。


ChatGPTと機械翻訳の違いについて

昨今の展示会では「ChatGPTと機械翻訳の違いは何ですか?」というご質問を受けることが増えました。

ChatGPTはOpenAIが開発した自然言語処理モデルです。翻訳ももちろん可能ですが、テキスト生成、質問応答、要約、文章生成など、自然言語処理タスクに対応できます。カスタマーサポートや、チャットボットの応答の生成など柔軟なコミュニケーションに特化しているのがChatGPTです。

翻訳の用途でChatGPTを使用するときに注意したいのが、同じ指示を出しても翻訳結果が毎回変わってしまう点です。1回だけの翻訳であればよいですが、繰り返し使用する文章や、類似した内容の文章を翻訳する際には気を付ける必要があります。


機械翻訳の無料版と有償版の違いについて

機械翻訳の無料版と有料版の大きな違いは、主にセキュリティです。無料版では、翻訳したすべてのデータがそのサービスを提供している企業に使用される可能性があります。そのため、機密性の高い情報やビジネス文書を翻訳するにはデータの二次利用がされない有料版が適していると言えます。

また、文字数や、ファイル翻訳の数の制限がある、機械翻訳のカスタマイズができないなど、無料版にはさまざまな制限がありますので、ビジネスで使う場合は諸々の仕様を確認して選定いただくことをおすすめします。

川村インターナショナルの翻訳サービス

機械翻訳は言語の壁を突破するための強力なツールであり、正しい選択と適切な使用法を理解して活用していくことが重要です。

川村インターナショナルでは、「自社に最適な機械翻訳サービスがわからない!」というお悩みにお応えします。本記事でご紹介した「みんなの自動翻訳」のほか、さまざまな機械翻訳ソリューションを多く揃えており、セキュリティ要件、目的、分野、想定ユーザー層の要件に応じた幅広いご提案が可能です。
機械翻訳の活用をご検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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