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翻訳を効率的に行う秘訣~レイアウト調整費編~

川村インターナショナルでは翻訳後のデータを原文と同じようにレイアウトを行うサービスを提供しています。お見積もり項目の「レイアウト調整費」(翻訳後処理作業といわれるものがこちらにあたります。(ドキュメントエンジニアリング費[翻訳前処理作業]に関しての記事はこちら

今回は英語→日本語日本語→英語翻訳した後のレイアウト作業時の特に注意する項目についていくつかまとめました。主に英語から日本語への翻訳の時の注意事項を記載していますが、参考になればうれしいです。

目次[非表示]

  1. 1.翻訳をすると、ドキュメントにはいろいろな変化が起こる
  2. 2.フォントの調整
  3. 3.段落設定
  4. 4.禁則処理
  5. 5.用紙サイズの確認
  6. 6.レイアウト調整のその後
  7. 7.川村インターナショナルのドキュメント翻訳

翻訳をすると、ドキュメントにはいろいろな変化が起こる

通常、日本語から英語に翻訳した場合、テキストは長くなります。逆に英語から日本語へ訳した場合は短くなります。そのため、原文と同じようなレイアウトに整えるには言語に応じて文字サイズを変更したり、位置を調整したりする必要があります

ページのレイアウトだけでなく、索引などがある場合は、ターゲット言語にあわせて並べ替えもすることもあります。日本語が「あ、い、う、え、お・・」で並んでいる場合、英語で順番をそのまま残しておくと意味が通らなくなります。そこで、英語では「A、B、C・・」の順番になるように、翻訳後に索引を入れ替える、という作業が発生します。

目次についても、言語によっては翻訳すると原文ドキュメントからページ数が変わったりすることがあるので、翻訳後のファイルに合わせてページ番号を振りなおします。ページ番号の自動更新の設定がされておらず、テキストで打ち込まれている場合は、翻訳後にページを確認しながら番号を修正する必要があります。

フォントの調整

英語では半角文字のみを使用するため、フォントの組み合わせは1つになります。

その一方で、日本語では全角と半角の2種類のフォントを使用します。翻訳時には、お客様から特別な指定がない限り原文のフォントのデザインに近いものを使用します(ゴシック系、明朝系)。

また、フォントサイズも状況によって変更をする場合があります。例えば日本語から英語(多言語)へ翻訳した場合、文字数が増えるのが一般的です。そのため、フォントサイズや段落の空き設定を調整して原文に近いレイアウトに調整を行います。

場合によっては、フォントサイズを変更したくないドキュメントもあるかもしれません。翻訳会社では、このようなご要望にお応えすることも可能です。ただ、言語によってはページ数が大きく変わる可能性がありますので、原文と出来上がった訳文を同じページ繰りにしたい場合はあまりおすすめしません。



段落設定

英語のドキュメント左揃えになっていることがほとんどです。

そのような英語のドキュメントを日本語に翻訳した場合、ドキュメントによっては両端揃えにしたほうが見栄えがよいこともあります。

そのため、レイアウト調整の工程では、ドキュメントの性質に合わせて適宜、翻訳後に段落の調整を行います。

禁則処理

日本語の文章では「約物などが行頭などに配置されないようにする」ことが基本とされています。

禁則処理がされていないと、見栄えや読みやすさに影響するため、英語から日本語への翻訳の場合、レイアウト工程にて調整を行います。

※禁則処理については「Microsoft Office Wordでの編集に困ったら」のブログ記事をご覧ください。

用紙サイズの確認

レターサイズとはアメリカで規格化されている用紙サイズのことです。主にアメリカ、カナダなどで使用されています。

日本ではA4サイズが一般的ですが、アメリカではレターサイズで作成されているドキュメントがほとんどです。

レターサイズの英語のドキュメントを日本語に翻訳しても、用紙サイズがそのままだと日本では使いにくくなってしまうケースが多々あります。川村インターナショナルでは用紙サイズの変更もレイアウト編集時に対応することができます。

翻訳と合わせてレイアウト調整を依頼する場合、使用用途によっては用紙サイズの変更が必要になることもあります。ドキュメントの種類や用途など、細かい仕様に合わせて最適な工程を提案いたしますので、まずはお問い合わせください。

ドキュメントの用紙サイズが分からない場合も、お気軽に弊社までお問い合わせいただければと思います。

レイアウト調整のその後

全体のレイアウトが終了したあとは、必要に応じて翻訳チェッカーにファイルを戻すこともあります

これは、訳文を原文と同じレイアウトに整えられたアウトプットファイル上で確認することで、CAT(翻訳支援)ツール上のテキストだけでの確認だけでは見つけられないエラーなどを発見することがあるからです。

記事の見出しなど、実際にレイアウトされたドキュメントファイルで確認したほうが、収まりがよい、読者により分かりやすい、など、エンドユーザーの視点で確認することができます。そのため、レイアウト後のチェックは有効なフローなのです。

このようにレイアウトを整えることで、翻訳の品質はもちろん、視覚的にもより読みやすく、分かりやすいドキュメントが仕上がります。読みやすさ、分かりやすさの点においては「訳文の品質」が大きくフィーチャーされがちですが、レイアウトも陰ながら、読みやすさに貢献していることが少なくはありません。


川村インターナショナルのドキュメント翻訳

パンフレットカタログなど視覚から入ってくる情報が多いものは「見た目」が翻訳よりも重要になることもあります。

社内確認用であったり、ドキュメントの内容がどのようなものなのか、確認したいというような場合にはレイアウト工程を省いて価格を抑えることもできますので、用途に合わせてお気軽に翻訳の見積もり依頼をいただければと思います

また、川村インターナショナルでは多言語レイアウトも対応しております。

言語によって様々なルールや決まりがありますが、ターゲット言語に合わせたレイアウトをご提供することができますのでどうぞお気軽にご相談ください。


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