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翻訳会社との上手な付き合い方 Vol 7 ~サービスレベル編~

皆様は翻訳会社がどのようなサービスを提供しているかご存知でしょうか?

川村インターナショナルでは、ISO17100で定められている翻訳の標準工程をベースに作業が進められますが、その上で予算納期などお客様のニーズに対応したサービスを提供することに重きをおいています。

それでは、具体的にどういった形でお客様のニーズに応えているのでしょうか?
今回の記事では、弊社が提供する文書翻訳のサービス例をご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.翻訳とサービスレベル
  2. 2.サービスレベルを検討するために:まずは文書を確認しよう
    1. 2.1.文書の種類
    2. 2.2.対象読者と使用用途
  3. 3.優先度を確認する:リードタイム重視?品質重視?
  4. 4.リードタイム重視:急ぎで翻訳したい!
    1. 4.1.ドラフト翻訳
    2. 4.2.機械翻訳(MT)、機械翻訳+ポストエディット(MTPE)
  5. 5.品質重視:完成度の高い文章に/専門的な内容も正確に翻訳してほしい!
    1. 5.1.翻訳+バイリンガルチェック+モノリンガルチェック/プルーフリーディング
  6. 6.まとめ
  7. 7.川村インターナショナルの翻訳サービス
  8. 8.関連記事

翻訳とサービスレベル

翻訳」と言っても、翻訳会社で提供している翻訳サービスの種類には様々なものが存在します。まずは川村インターナショナルで提供している標準的な翻訳サービスの工程をご紹介します。

標準的な工程では、①翻訳、②バイリンガルチェックを行い、お客様のご要望に応じて③モノリンガルチェックを実施します。また、必要に応じて①の翻訳(人手)を機械翻訳(MT)+ポストエディット(PE)に変更して工程を進めます。

モノリンガルチェックを行うのか、MT+PEに変更するのか。工程は、お客様の求める優先事項の順位に応じて変わってきます。


サービスレベルを検討するために:まずは文書を確認しよう

それでは、翻訳したいドキュメントがある場合にどのようなサービスレベルで作業を行うのが最適なのでしょうか?
翻訳対象のドキュメントのタイプ確認すると、最適なサービスレベルが見えてきます。

文書の種類

翻訳が必要とされる文書は書籍の翻訳であったり、契約書マニュアルパンフレット社内資料各種申請資料論文ウェブサイトのコンテンツなど多岐にわたります。

例えば、社内で使用される社内通知文書とマーケティング資料として使用されるパンフレットやウェブサイトは同じレベルの翻訳でよいでしょうか?

もちろん、どの翻訳の際にも誤訳や誤字脱字があるようでは困りますが、例えば社内で使用される通知文は正確かつ簡潔に情報を伝えることが大事である一方、マーケティング資料であれば、製品やサービスの魅力を伝え、かつ万人が理解しやすい文章で表現されなければなりません。

どちらも正確な翻訳が必要ですが、マーケティング資料の場合は、より洗練された文章である必要があります。


対象読者と使用用途

対象読者が誰なのか、どのような目的で使用される文書なのか、という事もサービスレベルを考える上で必要な情報になります。

対象読者が社外の人間の場合、自動車業界のドキュメントを金融業界の人が読む、といったように業種が異なるバックグラウンドを持つ人が読み手になるケースが起こり得ます。このようなドキュメントでは、読者が共通認識を持っていない専門用語が記載されていることがあります。
対象読者を意識せずにそのような専門用語をそのまま翻訳に使ってしまうと、文章の意図が正確に伝わらないおそれがあり、いくら正確に翻訳されていても適切な翻訳とは言えなくなってしまうでしょう。

このような場合では、標準的な「翻訳」「バイリンガルチェック」の工程の後に「モノリンガルチェック」の工程を実施します。

このように用途対象読者によって、どのような翻訳が必要になるのかが変わってきます。


優先度を確認する:リードタイム重視?品質重視?

品質に加えて気になるのは納期です。納期、品質、予算…何を重視するかによって、サービスレベル、翻訳費用が変わってきます。

急いで翻訳を進めたい場合、品質ももちろん大切ですが、それと同様にリードタイムが重視されます。

例えば、お客様への通知文書の翻訳の場合、簡潔な文章で正確に情報が伝わることが一番大切です。上記のような「モノリンガルチェック」の工程を実施しなくても、標準的な「翻訳」+「バイリンガルチェック」の工程のみで進めることで、標準的なリードタイムでエラーのない文書を作成することができます。

それでは、品質を重視するか、リードタイムを重視するかに応じて変化する「最適なサービスレベル」を確認してみましょう。


リードタイム重視:急ぎで翻訳したい!

ドラフト翻訳

ドラフト翻訳は、翻訳者が翻訳した後、専門のチェッカーによるバイリンガルチェックをかけずに最終確認と納品を行う工程です。チェッカーによる誤訳や訳抜けなどのエラーがないかを確認する工程が含まれませんが、とにかく急いで翻訳を完成させたい訳文のブラッシュアップは社内で行いたい、といったご要望に応えることができます。


機械翻訳(MT)、機械翻訳+ポストエディット(MTPE)


お急ぎの場合や、さらにコストカットをしたい場合は、短時間で大量の翻訳に対応できる機械翻訳という選択肢もあります。

ただし、機械翻訳の精度はまだまだ完全ではなく、人手で行う翻訳と異なり、誤訳、誤記、訳抜けなどのエラーが発生する恐れがあります。原文が複雑な構造を持つ文章や、主語が省略されていたり、代名詞が多用されている文章では特に誤訳が発生する可能性が高くなるため、対象文書が機械翻訳に適しているか検討することも必要です。(機械翻訳が適しているかどうかの指標については、こちらの記事でご確認いただけます。)

機械翻訳の特性を理解した上で使用する場合、資料の概要の把握のためやご自身で翻訳されるための下訳として活用いただけます。

また、機械翻訳の後に人手でチェックを行い、文章を修正するポストエディットの工程を追加することで、機械翻訳で発生する誤訳や訳抜けなどのエラーを修正することも可能です。

現在の機械翻訳技術にはまだまだ進歩の余地があり、文章の自然さや完成度の点でみると、やはり人手翻訳が勝ります。ただし、近年ではAI技術の進歩が急速に進んでいるため、今後さらなる精度の向上が期待されます。


品質重視:完成度の高い文章に/専門的な内容も正確に翻訳してほしい!

翻訳+バイリンガルチェック+モノリンガルチェック/プルーフリーディング

納期やコストより品質を重視したい、という場合は、「モノリンガルチェック」のオプションをおすすめします。

この工程では、上記でご紹介した翻訳+バイリンガルチェックに加えて、完成した訳文を別の作業者がモノリンガルチェック、プルーフリーディングと呼ばれるチェックを行う事で、より完成度の高い文章にブラッシュアップします。

マーケティング資料などの場合では、読み手に伝わりやすい洗練された文章が求められます。また、専門性の高い文書では、分野に即した用語や表現が適切に使われていることが重要です。

モノリンガルチェックの工程では、各分野に精通するバックグラウンドを持ったチェッカーが翻訳された文章を読み、文章全体の整合性が保たれているか、適切な用語が正しく使用されているかを確認します。そして、読み手に違和感を与えない翻訳に仕上げていきます。


まとめ

いかがでしたでしょうか。どのような翻訳サービスがあるか、イメージしていただけましたでしょうか?

このように、希望納期や予算を考慮した翻訳サービスを提供することでお客様のニーズに対応します。翻訳会社へ依頼を検討される際に、お客様のニーズに合ったサービスを見つけるための一助になれば幸いです。


川村インターナショナルの翻訳サービス

川村インターナショナルでは、プロフェッショナルな人材のコラボレーションによる翻訳を得意とし、IT、医療、法律、金融などの分野に対応しています。英訳をはじめ、40言語以上の多言語の組み合わせを統計的な品質管理手法に基づく品質保証でサポートしています。

お客様のお悩みやニーズに応じて、専門のスタッフが最適なソリューションを提案いたします。翻訳やローカライズに関する悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。


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