いつも何気なく使っている切手ですが、実は正しい切手の貼り方があることをご存知ですか?
縦書きの封筒の場合はご存知の通り左上に切手を貼ります。
問題なのは横書きの封筒です。縦書きの封筒と同じように左上に切手を貼ったことはありませんか?
実はこれは間違いなのです。横書きの封筒の場合、正しくは右上に切手を貼ります。
案外知らない人が多く、日本郵便のQ&Aにも「郵便切手は郵便物の表面の左上部(横に長いものは、右上部)に貼っていただくようお願い致します。」と書かれています。
なぜ横書きは左側ではないのかというと、郵便の消印作業は機械で行っており、横書きの封筒の左側に切手が貼ってあると機械で読み取れないのだとか。
消印を押す機械は縦長封筒の切手の位置を基準に設定されており、横長封筒も縦向きでセッティングされてしまうのだそうです。
マス目が印刷されていないはがきや封筒に郵便番号を記入する際、自分で「〒〇〇〇-〇〇〇〇」と書いている人も多いのではないでしょうか?
しかし実は、郵便記号(〒)を記載する必要はありません。
内国郵便約款には、《郵便番号の前後には、「郵便番号」、「〒」その他これらに類する文字又は記号及び「親展」、「至急」、「重要」その他これらに類する文字又は日時並びに会員番号、電話番号、口座番号その他これらに類する事項を記載できません》と書かれていて、書く必要がないというよりは書いてはいけないと記載されているのです。
つまり、郵便番号は「〇〇〇-〇〇〇〇」だけでOKです。むしろ、これが正しい書き方と言えます。
もちろん(〒)マークを書いてハガキや封筒を送ったとしても、送り先に届くようになっています。しかし、(〒)マークがあることにより、自動で読み取れない場合も出てきてしまうそうです。
大事な書類を送るときにはゆうパックを使う方が多いと思います。そんなゆうパックの送料支払いですが、現金だけでなく切手も使えるのをご存知でしょうか?ちなみに集荷でも切手を使うことはできます。
ゆうパックの送料は元払いだけではなく、着払いになるときもありますね。実は着払いの時にも切手払いができます。
切手で支払う場合に気になることは「ちょうど送料分の切手があるかどうか」ということですが、ご安心ください。送料分の切手がなくても、差額を現金で支払うこともできます。
ただしコンビニで差し出す場合は、切手でのお支払いができないそうです。
また、ゆうパックにはある割引があります。「同一あて先割引」と「複数口割引」です。
「同一あて先割引」では、1年以内にゆうパックで送った伝票の控えを支払いの時に提示することで荷物1つにつき60円の割引が適用されます。
「複数口割引」では、宛先が同じ荷物を同時に2つ以上出すことで、荷物1つにつき60円の割引が適用されます。
この2つの割引を適用する場合は着払い、受取人払いが出来ませんが、いつも同じところに荷物を送っているという人には嬉しい割引ですね。