言葉の特徴
ベトナム語翻訳

悠久の言語 : ベトナム語

ベトナムの公用語はもちろんベトナム語。
国民の大多数であるキン族の言葉で、現在約7000万人の話者がいます。
縦に長い国土で構成されていることもあり、北部、中部、南部でそれぞれ異なる方言が使われています。
首都ハノイが位置する北部の言葉が標準語とされていますが、地域によって使用する単語や発音がかなり違うことから、同じベトナム語話者間でも通訳が必要なこともあります。
また、その複雑な歴史的背景から、欧米や中国など他国の言葉の影響を多大に受けてきたこともあり、他の東南アジア諸国とは全く異なる言語体系を有しています。

実は日本人になじみやすい言葉

シンプルな文法
日本語や英語では時制や人称、単数・複数によって、単語の語形変化を伴いますが、ベトナム語では単語そのものが変化することはありません。
語順の変化によって過去・現在・未来、そして人称の違いを表すことができます。


声調記号とアルファベット
タイ語のシャム文字、ミャンマー語のビルマ文字、ラオスのラオ文字。
東南アジアでは特殊な文字を使用する言葉が多いですが、ベトナム語では英語同様、アルファベットが使用されます。
F, J, W, Zが使われず、発音の観点からDが二種類存在する意外は、英語と全く同じです。
タイ語と同じように声調記号を伴って表記されるため、一見非常に複雑な言葉に見えますが、実は我々日本人にとっては認識しやすい言葉の一つなのです。


昔は漢字表記だった
現在はアルファベットで表記されるベトナム語ですが、実は漢字起源の言語で、昔は中国や日本と同様、漢字で表記されていました。
遥か昔、中国の支配地域であったことから、その当時のベトナムでは漢字による表記が採用されていたのです。
その名残りからか、同じ漢字圏の日本語と似た発音の単語が数多く存在します。


チュノム
漢字起源のベトナム語ですが、11世紀には「チュノム」という固有の文字が開発されました。
しかし、その表記体系は非常に複雑で習得が難しかったことから、あまり広まらなかったようです。
言葉というのは、難しすぎてもダメなんですね。


ベトナム正書法(チュー クォック ングー)
その後、19世紀後半に、フランス統治下に入った頃から、欧米文化の影響を大きく受け、1945年ベトナム独立の際に、現在の表記(クオックグー)が国語として制定されました。
当時の大統領、ホーチミン大統領により、識字率向上のため、アルファベットでの表記を公式とする制定がが出されました。
この公式表記に声調記号を加えた現在の表記方法を「正書法=チュー クォック ングー」といいます。

翻訳時の注意点

桁区切り
千や百万など数字の桁数を表す際、日本やアメリカでは、「,(=カンマ)」が使われますが、フランス文化の影響を大きく受けてきたベトナムでは、「.(=ピリオド)」を用います。
反対に、小数点を表す際、日本や欧米で「.(=ピリオド)」を使用するのに対し、ベトナム語では「,(=カンマ)」が用いられます。

  小数点 桁区切り
英語 1.0    1,000 
ベトナム語 1,0 1,000

 

音訳表記
一般的に、人名や地名などの固有名詞を翻訳する際、その言葉が持つ意味ではなく、読み方(音)に基づいて訳出します。
ベトナム語翻訳においてもこれは同じですが、同じ単語であっても、北部・中部・南部の方言によって、発音が異なります。
公式文書や一般的な文書であれば、標準語である北部(ハノイ)の発音に基づけば問題ありませんが、特定地域の広告文などは、その地域の発音に合わせて訳出するのが望ましいです。

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