言葉の特徴
タイ語翻訳

独自の発展を遂げた言葉 : タイ語

東南アジアにおいて、唯一欧米からの植民地支配を受けず、王政の歴史を築き上げてきた国。
それがタイです。
周辺国とは陸続きであるにも関わらず、独自の文化と言葉を発展させてきました。
シンガポールと並ぶASEANの中心国であり、特にASEAN北部のメコン経済圏では通商・貿易面での取りまとめ役としてリーダーシップを発揮しています。
日本との貿易も盛んで、多くの日系企業が、ASEANビジネスの拠点としてタイに工場や販売店を展開しています。

英語の普及率がそれほど高くないことから、タイでビジネスを行うには、タイ語でのコミュニケーションが必要不可欠です。
英語や中国語と比べて習得が難しいと言われる、タイ語の特長と、翻訳字の注意点を紹介します。

特殊な文字と声調

記号のような文字

タイ語は、「シャム文字(またはタイ文字)」という特殊な文字で表記され、子音・母音・声調記号という三つの要素で構成されます。
日本語や中国語のように一つの文字が独立しておらず、英語のように単語ごとにスペースで区切らないため、コンピューター上での取り扱いが非常に難しい言語と言えます。

 

声調
タイ語は中国語と同様、「声調変化」を伴う言葉です。
大きく分けて5つの声調がありますが、この声調を間違えると、全く違う意味になってしまうこともあり、注意が必要です。

  1. 平声:普通の声の高さで抑揚をつけずに平らに発声します
  2. 低声:低い声で抑揚をつけずに平らに発声します
  3. 下声:高い調子から一気に下降させて発声します
  4. 高声:高い調子を最後まで保って発声します
  5. 上声:低い調子から上昇させ、高い調子で終わります

声調記号
タイ語では言葉の声調(読み方)を文字の周りにも表記します。
これは声調記号と呼ばれるもので、声に発した際に語尾を上げて発音するか、下げて発音するかを示します。
 

翻訳時の注意点

声調記号エラー
「ภาษาญี่ปุ่น」タイ語で「日本語」を意味する単語ですが、文字の上下に声調記号を伴っています。
この声調記号がはコンピューター上での取り扱いが大変難しく、ソフトウェアやフォントによっては文字をコピーするだけで記号が誤った位置に移動してしまうことがあります。
現地では「ワンナユック・ローイ」と呼ばれており、特にAdobe系のソフトウェアを使用してDTP作業を行う際には注意が必要です。

 

改行位置誤り
一般的に、日本語を外国語に翻訳すると、文章が長くなってしまう傾向にあります。
日本語では「ひらがな」を「漢字」に置き換えることにより、文章(または単語)の長さ自体を短くできますが、複数の表記方法を持たない言語ではそうはいきません。
日本語からタイ語への翻訳も同様で、原文に比べて訳文の長さが長くなってしまう事が多いです。
この場合、適当な個所で文章を区切れば良いのですが、タイ語の場合は「改行する位置」を誤ってしまうことが少なくありません。
タイ語も英語やフランス語と同じように単語ごとに区切るのが一般的ですが、単語の間にスペースを入れません。
また、日本語や中国語のようにひとつひとつの文字が独立していない(文字=母音+子音+声調記号)ため、位置を誤ると文字を壊してしまう恐れがあります。

一見しただけではわかりづらいかもしれませんが、ネイティブにとっては意味不明な文章になってしまいます。


仏歴表記
日本で「和暦(平成・昭和)」が使わられるように、タイでは「西暦」よりも「仏歴」が広く使われてます。
「西暦」に比べて大きな数字のため、一見ちょっとびっくりしますが間違いではありません。
「仏歴」は「西暦」に543年を足した数字となります。
数字のタイ文字表記
日本語で「漢数字」を使うことがあるように、タイ語でも「シャム文字」で数字を表現する場合があります。
文書の途中で使われていると、一見数字が抜けてしまっているように見えますが、間違いでありません。


 

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